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【RIZIN】“朝倉海 包囲網”韓国のジヨンが「真のファイターなら約束を守れ」、海は「みんなは誰との試合が1番みたいんだ」

2023/01/28 12:01
 MMA6戦無敗、RIZINで2連勝中のヤン・ジヨン(韓国)が28日、朝倉海(トライフォース赤坂)にあらためて「約束」の対戦を迫った。  ジヨンは2022年7月のRIZIN沖縄大会での海による「感謝の気持ちも込めてヤンジヨン選手と復帰戦で戦わせてもらいたいです」のツイートを引用し、「韓国人であれ日本人であれ、約束を守らないのは礼儀ではない。 真のファイターなら約束を守れ」と、日本語でツイートしている。  当初、両者は沖縄大会で対戦する予定だったが、海が右拳負傷により欠場。代わりに海の練習仲間の昇侍がジヨンと戦い、3R リアネイキドチョークでジヨンが一本勝ちしている。  ジヨンが強い言葉で「約束を守れ」とアピールしたのは、海がアーチュレッタ戦に興味を示したからと思われる。  アーチュレッタは、米国帰国前に「僕はピープルズチャンピオンになりたい。ファンに『井上直樹と朝倉海のどちらと戦いたい?』と聞いたら6万人以上が朝倉と戦ってほしいという回答だった。みんなが望む戦いをしたいから、朝倉と戦いたい。朝倉をフィニッシュするよ」と海に対戦要求。  その言葉に25日、海が「やろうよ」と返答していた。  榊原信行CEOが海の復帰戦の対戦相手候補に挙げていたジヨンは、元旦にも「RIZIN、今年は私を信じろ。 まだお見せできていないものがたくさんあります」と、試合を欲している。  現RIZINバンタム級王者の堀口恭司と、2021年RIZINバンタム級ジャパンGP優勝者の扇久保博正が、大晦日にフライ級で戦った状況下、バンタム級の王座は空位になることが予想される。  そんななか堀口恭司と1勝1敗の前王者・朝倉海の首を狙う者は多い。  大晦日に元UFCのホジェリオ・ボントリンを2R ヒザ蹴りでKOに下し、5連勝中の元谷友貴は、試合後に戦いたい相手を問われ、「もう、朝倉選手、井上選手、スーチョル選手、そこら辺と戦いたいですね。Bellatorだったらパトリック・ミックス選手とやりたいです」と、朝倉を筆頭に挙げている。  その元谷に2年前の大晦日に一本勝ちし、2022年大晦日に瀧澤謙太相手に2R ストレートアームバーで完勝した井上直樹も「戦いたい相手は……もちろんリベンジとかもしたいですけど扇久保選手はフライ級とか行っちゃってるので、スーチョル選手とか朝倉海選手とかも、ま、その辺とできればいいかなって思います。ベルトを賭けた戦いができたら」と、王座戦に名乗りを挙げた。  また、扇久保に勝利し、大晦日にアーチュレッタと激闘を繰り広げたキム・スーチョルも、日本勢にとって超えるべき壁となるが、スーチョルは韓国ROAD FCが2023年に開幕する8人トーナメントへの出場が発表されており、日本でどれだけ出場機会が残されているか。 「朝倉海包囲網」ともいえる状況に、2021年大晦日のジャパンGP決勝で扇久保に判定負け以降、1年間以上試合を行っていない海としては、まずは勝ち星を積み上げる必要があるだろう。  それは今春のどの大会になるか。海は26日に榊原CEOとの2ショットをアップし、「次の試合の話してきた。今年はガンガンいくよ!」と復帰に意欲。そして28日には、「ありがたいことにたくさんの選手から対戦要求をされてるけど みんなは誰との試合が1番みたいんだ」と、意見を求めている。
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