チャド・コリンズに敗れて連勝がストップした笠原(左)が再出発
2023年2月12日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2023 act.1』の追加対戦カードが発表された。
出場が決定していたSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)の相手はアヌラック・ティーデット99(タイ)に決定。
アヌラックは日本でお馴染みのKING OF KNOCK OUTライト級王者ヨードレックペットの同門で75戦58勝14敗3分の戦績を持つタイ国プロムエタイ協会140ポンド(スーパーライト級)王者。左右ミドルとパンチでガンガン前に出るアグレッシブなファイトスタイルでSB初参戦。王者・笠原を相手に「笠原は難しくない。問題なく私が勝ちます」と、かなりの自信を見せているという。
そのムエタイ強豪を迎え撃つ笠原はフェザー級・スーパーフェザー級・ライト級とSB史上初の三階級制覇を達成し、前口太尊、スアレック、重森陽太など他団体の王者クラスを相手に10連勝だったが、昨年12月にチャド・コリンズに判定で敗れ連勝が途絶えた。これまでタイ人選手には3戦全勝の笠原が復活の狼煙をあげるか。
また、SB日本フェザー級王者・川上叶(龍生塾)の相手はガオパヤック・ワイズディー(タイ)に決定。
ガオパヤックはスイッチしながらローキック、パンチ連打でKOを狙うアグレッシブなムエタイファイターだという。
対する川上は、2019年11月にSB日本バンタム級王座決定戦で佐藤執斗を2RKOで下して新王者に輝き、2022年4月には魁斗を判定に破り、SB日本フェザー級王者となり2階級制覇を達成。昨年12月に両国国技館で開催された『RISE WORLD SERIES/SHOOT BOXING KNGS 2022』では、当時15連勝中とノリに乗っていた安本晴翔と対戦し、下馬評を覆しての判定勝利。川上を鍛え上げ太鼓判を押していた“名伯楽”吉鷹弘の期待に応えてみせた。今回がムエタイ戦士とは初対戦となる。
さらに、“プロ野球選手が格闘家に転向!”と話題になった元西武ライオンズ投手の相内誠(K26)の再起戦も決定。相内は2020年2月にRISEでプロデビューするもKO負け。2021年11月に『BreakingDown』でKO勝ちするも、2022年2月のRISEでは元Jリーガーの安彦考真にKO負けした。今回は体重を減量し(前回の安彦戦は65.65kg)、山田虎矢太とプロデビュー戦で対戦した仲田光大(SANDA CLUB Mz)と62kg契約で対戦する。
なお、今大会より、動画配信サービス「U-NEXT」にてライブ配信されることが決定している。