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【GLORY】ペットパノムルンが史上2人目の同時2階級制覇を狙ってライト級王者ベスタティに挑戦

2023/01/24 19:01
 2023年3月11日(土)オランダ・ロッテルダムのTopsportcentrumで開催される『GLORY 84』のメインイベントで、GLORYライト級王者ティジャニ・ベスタティ(オランダ)がGLORYフェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ)を挑戦者に迎えての防衛戦を行うことが発表された。  ベスタティは2016年からGLORYに参戦し、 ストヤン・コプリヴレンスキー、シッティチャイ・シッソンピーノン、マラット・グリゴリアンには敗れるも高い勝率で、2021年9月には王座決定戦でエルビス・ガシを破りGLORYライト級王座に就いた。同王座は2022年5月にジョシュ・ジャンシーをKO、同年10月にコプリヴレンスキーにリベンジを果たして2度の防衛に成功している。  ペットパノムルンはサウスポーで2011年にプロムエタイ協会バンタム級王者、2013年にスーパーフェザー級王者となって2階級制覇。2015年にはトーナメント戦の『トヨタ・ムエマラソン』-64kg級で優勝、2016年にWMC世界ライト級王者となった。セクサン、サムエー、ペットモラコット、チャムアックトーンらスター選手としのぎを削って勝利を収め、2016年8月からはGLORYに参戦。  ザカリア・ゾウガリーやアブデラ・エズビリらから勝利を収めると、2018年9月に ロビン・ファン・ロスマレンに挑戦し、判定勝ちでGLORY世界フェザー級王座を奪取した。同王座は5度の防衛に成功。また、2018年にはGLORYの“ノックアウト・オブ・ザ・イヤー”に輝いた。2021年11月にRISEに初来日を果たし、原口健飛に勝利すると、2022年8月の原口との再戦を制してRISE世界スーパーライト級(-65kg)初代王者との二冠王となった。12月の来日では山田洸誓に勝利。戦績は173勝38敗4分。  今回は2019年にアレックス・ペレイラが達成した、GLORY史上2人目の2階級同時制覇を目指す。  ウェルター級ではジェイ・オーバーメール(オランダ)とジェイミー・ベイツ(英国)の対戦が決定。  オーバーメールは2017年10月に16人制のWFLウェルター級トーナメントで優勝すると、2019年2月にはWFLウェルター級王座を獲得。2021年11月にはエンディ・セメレールが保持するEnfusion世界ウェルター級王座に挑戦したが、判定で敗れた。2022年3月よりGLORY参戦を果たし、現在3連勝中(2KO)。戦績は28勝(14KO)4敗。  ベイツは4歳で空手を始め、ジムを経営していた父親の指導でキックボクシングを学んだ。2014年5月にスーパーコンバットのワールドグランプリで優勝を果たすと、2017年4月からGLORYに参戦。2020年2月にはハルト・グレゴリアンに勝利している。前戦は2022年12月にイギリスの『Victory 10』で判定勝ち。戦績は27勝(3KO)7敗と手堅く勝つタイプ。  ノルディン・マヒエディン(フランス)とフェリペ・ミケレッティ(ブラジル)のライトヘビー級戦も決定。  マヒーディンはフランス国内の大会でキャリアを積み、2016年2月に『K1 Event 8 Tournament』で8人トーナメント優勝。2016年7月には『Partouche Kickboxing Tour』のヘビー級トーナメントでも優勝している。2017年4月にピーター・アーツ、2019年6月にはGLORY初参戦でアントニオ・プラチバットと対戦するがいずれも敗れている。その後は2連勝し、2020年12月にはプラチバットにリベンジ成功。前戦は2022年8月にシハド・ケペネに初回KO負けを喫したが、試合後にケペネが禁止薬物の陽性反応を示したため無効試合となった。戦績は27勝(12KO)14敗。  ミケレッティは南米のWGPでアレックス・ペレイラ(現UFCミドル級王者)ともキャリア初期に対戦し、2013年3月にはWGPスーパーコンバットヘビー級トーナメント優勝。2014年9月にはWGPのブラジル -94kg王者、2016年8月にはWKN世界K-1ルール・スーパークルーザー級92.5kg級王座を獲得。2018年3月にはWAKOプロ世界ローキックルール94.2kg王座も獲得した。2018年10月よりGLORY参戦を果たし、2勝をあげたが以後は3連敗。前戦は昨年10月にドネギ・アベナに判定負け。戦績は16勝(5KO)10敗。  ミドル級ではエルトゥールル・バイラック(トルコ)がマイケル・ボアペア(ガーナ)と対戦。  バイラックは現在ミドル級3位。2011年11月にプロデビュー。2015年A1 WCC 86kg級トーナメント準優勝、2017・2018 WFL -86kgトーナメント2連覇を達成し、2018年8月からGLORYに参戦。当時11戦無敗だったドノバン・ウィッセに初黒星を付け、2戦目もヤコブ・スタイベンに勝利。しかし、2019年12月のGLORY世界ミドル級タイトルマッチではアレックス・ペレイラにKO負け。2022年3月の前戦でもセルカン・オズカグラヤンに判定で敗れて連敗中。  ボアペアは現在ミドル級7位で戦績は13勝(6KO)3敗1分。GLORYでは2022年8月にフロリアン・クレーガーに判定勝ちしたが、10月にはセルゲイ・ブラウンに判定負け。  ライトヘビー級ではイマド・ハダル(トルコ)がブライス・コンボウ(カメルーン)と対戦。  ハダルは11歳でキックボクシングを始め、16歳でプロデビュー。2019年にAFCライトヘビー級世界王者となり、19歳でGLORYとの最初の契約を結び、史上最年少契約として話題となった。しかし、2017年4月、同年9月と連続TKO負けを喫しており、今回がGLORYでの再起戦となる。  コンボウは2019年にWFCA K-1ルール-84kg王座を獲得している。戦績は17勝(1KO)3敗。  また、初参戦のデビッド・トゥトゥポウvs.ストラヒニャ・ミトリッチのヘビー級戦も行われる。今大会は日本ではU-NEXTにてLIVE配信される予定。
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