「噂を広めるなよ」と忠告するように指をさした画像と共に投稿したアリスター(C)Alistair Overeem
2023年1月11日に行われた記者会見で、ONEのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長はムエタイの無差別級ワールドグランプリの開催を発表。賞金額は100万ドル(約1億3千万円)で、真の世界トップのストライカーを決める16人制のトーナメントを実施するとした。
そこで話題となったのが「WHO DO YOU WANT TO SEE?」(誰が見たいですか?」と、誰に出場して欲しいかをファンに尋ねる画像に、ロッタン・ジットムアンノン、スーパーボーン・バンチャメークなどONEで活躍するキックボクサー&ムエタイファイターがズラリと顔を並べている中、一人だけONEに参戦経験のないアリスター・オーフレイム(オランダ)の顏があったことだ。
『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』のニコラス・アトキン氏によると、アリスターはONEに連絡を取り、GPへの参加について問い合わせたという。その噂は世界中を駆け巡り、ヨーロッパを中心に多くのメディアが報じている。
さらにアリスターは1月14日にタイ・バンコクで開催された『ONE Fight Night 6: Superbon vs. Allazov』をケージサイドで観戦。これはもう間違いないだろうと見られていたのだが、アリスターは自身のInstagramにこう投稿した。
「私はタイを旅行中で、バンコクで開催されるOne FCのイベントに招待されました。このスポーツのファンとして良い試合を見るのが楽しみだ ただの客としてだ。それ以上でも以下でもない」と、タイを旅行中にONEに招待されて観戦するが、それだけだとする。
さらに「だから…噂を広めるのが好きな人たちには申し訳ないけど、ここではゴシップはなしだよ。私はglorykickboxingに専念しています」と、移籍の噂をたてることに注意すると共に、今は複数試合契約を結んでいるGLORYでの活動に専念していると付け加えた。