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【UFC】フランシス・ガヌーがフリーエージェントに「もうUFC王者でもなく契約は切れている」(ダナ代表)、3月4日『UFC 285』でジョン・ジョーンズvs.シリル・ガーヌで空位の「ヘビー級王座決定戦」

2023/01/15 16:01
 カメルーン人史上初のUFC世界王者のフランシス・ガヌーがUFCとの新しい契約で合意に至らなかったことをダナ・ホワイト代表が14日のUFCの会見で語った。また、3月4日の『UFC 285』でジョン・ジョーンズ(米国)のヘビー級初戦が決定。シリル・ガーヌ(フランス)と王座決定戦を行うことも発表された。  ダナ代表は、UFCと契約をしなかったガヌーについて、「リスクを負いたくないのだと思う」と語った。  現在、フランシス・ガヌーはUFCヘビー級王者でもなく、UFCとの契約は切れており、正式にフリーエージェントに。UFCは他のオファーとマッチする全ての権利(マッチング期間等)を放棄することになった、とダナ代表は語っている。  UFCで6連勝中のガヌーは、2022年1月の『UFC 270』でシリル・ガーヌとの「UFC世界ヘビー級王座統一戦」で判定勝利。UFCの待遇に不満を表明。現WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリーとの対戦の可能性をちらつかせていた。  ダナ代表は、「ガヌーは、私たちが契約に至らなかった2人目の男だ。(エメリヤーエンコ)ヒョードルと彼。ヒョードルと比べても、たぶんフランシスの方が好条件だった。合意していたら彼がUFCヘビー級史上最高額になっていた。それは毎試合100万件PPVを売ってたブロック・レスナーよりもだ。ビッグな数字、ビッグマネーだよ。私たちは、彼に契約を取ってもらうためにできる限りのことをした。UFCのCOOであるハンター(キャンベル)は、彼と350回の夕食会に行ったと思う。私たちは、できる限りのことをした。ただ、うまくいかなかっただけだ」と説明。 「以前にも言ったように、ここにいたくないのであれば、ここにいる必要はない。フランシスは今、大きなリスクを負いたくないのだろう。少ない相手と戦って、より多くのお金を稼ぐことができる良いポジションにいると感じているようだから、そうさせるつもりだ。契約も解除し、対戦する権利も放棄し、彼は好きなところに行って好きなことをすればいい。誰かが金をくれるところに行くだろうし、自分が勝てると思う試合をするんだ。彼がベストを尽くすことを願っているよ。すべて順調だ」と、淡々と語った。  ガヌーの次の対戦相手として提案されていたジョン・ジョーンズは、カメルーンのヘビー級王者を引き留めるには十分ではなかったとの見解を示した。  ガヌーの離脱により、空位となったヘビー級王座を、UFCは3月4日にラスベガスで開催する『UFC 285』でジョン・ジョーンズvs.シリル・ガーヌの「ヘビー級王座決定戦」として王者を決めることを発表している。
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