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【DEEP】熱闘続きのフライ級GP準決勝は、伊藤裕樹vs.本田良介、福田龍彌vs.宇田悠斗に=2月11日(土)後楽園

2023/01/13 21:01
 2023年2月11日(土)『skyticket Presents DEEP 112 IMPACT』(後楽園ホール)で開催される「DEEPフライ級GP準決勝」(5分3R)の組み合わせ抽選会が13日午後7時から、都内にて行われた。16選手の熱闘による1回戦から、8選手による2回戦といずれも名勝負が続いている同GP。    準決勝抽選会では、4選手がじゃんけんで1~4番の札を選択する順番を決め、勝者から封筒を選択。その中に入っている番号順に、準決勝4枠の位置を決めることが出来る形で行われた。 伊藤「神様への挑戦状」、本田「ひっくり返したい」 ▼宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R伊藤裕樹(ネックスイチムエ)本田良介(フリー)  1番を引いた伊藤裕樹(ネックスイチムエ)はメインイベントに赤コーナーを選択。2番目の選手が、組み合わせの主導権を握ることになるが、その2番を引いた本田良介(CAVE)は、迷わず伊藤の隣りを選択。これでメインイベントが伊藤vs.本田で決定した。  一回戦で伊藤は、原虎徹との競り合いを判定4-1で勝利。2回戦でビョン・ジェウンを2R、ボディを効かせての左ストレートでTKOに下している。  本田との対戦が決まった伊藤は、「ネックスの伊藤裕樹です。じゃんけんで負けて一番最後の選択ながら一番くじを引いたことで“自分、持ってるな”と思ったんですけど、対戦相手で福田さんか宇田選手とやりたかったんですけど、神様はそんなに甘くないということで……本田選手と最高の試合ができればと思っています」と、本田以外の相手との準決勝を望んでたことを明かしながらも、本田と向き合った。  続けて、「あと、ここで僕のジンクスなんですけど、僕、結構試合をしていて、やられる相手が絶対、田んぼの『田』がついているんで(※13勝3敗で鮎田直人、藤田大和、福田龍彌に黒星)、福田、本田、宇田……ここで神様にちょっと挑戦状をしたいと思うので、皆さん応援、よろしくお願いします」と、ジンクス破りを宣言した。  対する本田は一回戦で、越智晴雄との元同門対決を組みで上回り判定4-1で勝利。2回戦でも松場貴志とのスクランブル戦をバックコントロールで断ち切り、準決勝行きを決めている。  対戦相手を唯一選べる形になった本田は、伊藤を選んだことを「福岡から来た本田良介です。なんかすみません、宇田くんと伊藤選手がやりたかったみたいで。僕、あまり決めてなくて、席見たらここで、“近いところに行こう”と思ってたんでここにしました」とシンプルに説明。  続けて「でもこれメインなので、いままでメインでしっかり戦って、エースというか、『強い』と言われている伊藤選手をしっかり食って、僕が一番知名度ないですけど、ひっくり返したいと思っています。よろしくお願いします」と、最後は力強く語った。 [nextpage] 福田「修斗時代から地方で一緒に頑張っていたので嬉しい」、宇田「自分は刺客なので」 ▼宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R福田龍彌(MIBURO)宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)  3番目の宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)が「自分は刺客なので」とあえて青コーナーに立つと、4番目の福田龍彌(MIBURO)が残る赤コーナーに立ち、セミファイナルの福田vs.宇田が決定した。  福田は一回戦で杉山廣平と対戦。1Rに反則のヒザ蹴りで「減点2」を受けながらも、ダウンを奪う攻勢で判定5-0勝利。2回戦でかつて敗れている安谷屋智弘に判定4-1で競り勝ち、準決勝に進出している。  宇田との対戦が決定した福田は、「4番を引いたときに、たぶん宇田くんと出来ると思ってなかったので、僕からするとなんか嬉しい感じです。修斗時代から地方で一緒に頑張っていたのもあるし、闘裸男で出来てもよかったようなカードを後楽園でやれると。でも、僕がDEEP代表して仕掛けは作るので、見ていてください」とコメント。  対する宇田は一回戦で、島袋チカラのダブルレッグに高速エルボー連打で1R TKO勝ち。2回戦で村元友太郎を左フックでダウンを奪ってのサッカーキックで1R TKO勝ちと、唯一連続1R KOをマークしている。  宇田は、「HOPEから来た宇田悠斗です。まあ、伊藤選手とやりたかったんですけど、仕方ない。福田選手やりましょう。決勝でやれることを望んでいるので、お互い頑張りましょう」と、決勝での伊藤との試合の実現を望んだが、そこで元練習仲間でもある本田が「俺、負けるの?」とポツリ。あわてて宇田は「いや、そんなことはない! そんなことはない。どちらが勝ってもやりましょう」と苦笑した。  DEEPの佐伯繁代表のキャラクターもあり、宇田の気合の入った正装を、「ちょっと宇田選手、だいぶ危ない恰好をしてるので、あれなのかな、四国の方はそんな感じなのかな? どちらかと言うと福岡の成人式のような感じで」といじるなど、これまで通り和やかな雰囲気のなかで進んだ抽選会だが、試合となると、実力者同士が互いのすべてをぶつけ合うハイレベルな名勝負が続出しているフライ級GP。  果たして、16選手のなかから最後の2人に残るのは誰になるか? 準決勝は2月11日、決勝は4月に予定されている。
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