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【K-1】菅原美優がパヤーフォンに挑戦&リベンジマッチ「自分が得意な分野で勝たれた方が相手も嫌だと思う」と蹴り勝負へ

2023/01/13 19:01
【K-1】菅原美優がパヤーフォンに挑戦&リベンジマッチ「自分が得意な分野で勝たれた方が相手も嫌だと思う」と蹴り勝負へ

パヤーフォンとタイトルマッチでのリベンジマッチが決まった菅原(C)K-1

 2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』の第1弾対戦カード発表記者会見が、1月13日(金) 都内にて行われた。

 K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者パヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)がKrush女子アトム級王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の挑戦を受けての初防衛戦を行う。


 パヤーフォンは20歳にして68勝(11KO)14敗1分の戦績を持つ、元WPMF世界女子ピン級王者。2017年11月に初来日するとムエタイの試合で3連勝。2019年10月にKrush初参戦でKrush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂に挑戦し、延長戦の末に判定3-0で敗れたものの高梨を苦戦させた。2020年2月、MOEに判定勝ちすると2022年6月の「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」の1回戦でMIO、決勝では菅原美優を破り、タイ人女性初のK-1王座に就いた。従姉妹は大人気の韓国の4人組ガールズグループ「BLACKPINK」のメンバーであるLISA。本人もタレントの岡田結実に似ていることが話題となった。


 菅原はK-1アマチュアを経て2019年1月にプロデビュー。2戦目で初黒星を喫したがその後は負けなしで、2020年11月の「女子アトム級王座決定トーナメント」決勝戦で第3代Krush女子アトム級王座に就いた。2020年3月に美容技術専門学校を卒業し、“戦う美容師”として活動している。5連勝の後、2021年5月のMIOとの初対決で判定負けするも、11月のタイトルマッチでの再戦ではダウンを奪っての判定勝利でリベンジ&初防衛に成功した。2022年2月には優を退けて2度目の防衛に成功。6月のK-1女子大会では「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」で松谷綺を破るも決勝でパヤーフォンに敗れた。10月の再起戦ではチャン・リーをKOして3度目の防衛に成功している。戦績は10勝(1KO)3敗。

 会見ではまずパヤーフォンからのメッセージが読み上げられた。「菅原選手とはトーナメントの決勝で対戦し、その時は接戦でしたが、今回はしっかり差をつけて勝って私がチャンピオンにふさわしいことを証明したいと思います。ムエタイ・ナンバー1」。


 菅原は「こんな早くにまたチャンスをいただけると思っていなかったので嬉しい気持ちと、挑戦者側ですけれど崖っぷちじゃないですけれど簡単にチャンスはもらえないと思っているので気合いを入れて頑張りたい。この前は接戦だったので、この前の時で勝たなくてよかったなと思うくらいしっかり差をつけて勝ちたいと思います」と、こちらも差をつけて勝つと宣言。

「ムエタイ・ナンバー1」には「K-1ナンバー1で(笑)」と返した。


 改めてパヤーフォンの印象を聞かれると「日本人以外とやったのが初めてだったので、フィジカルだったり、ムエタイなので普段はやらないリズムだったりとかはありました。でも自分が想像していた以上ではなかったなというのは正直ありました」と評する。

 前回は互いに1回戦を戦っての決勝戦、今回は互いにダメージがない状態での再戦になるが「でも強いヤツはトーナメントでボロボロだったとしても勝つと思うので、今回は前のことは考えずに勝ちに行きたいと思っています」と、前のことは特に意識しないとした。


 チャン・リー戦でのパンチ技術の向上には誰もが驚かされたが、「パンチはまだまだノビシロがあるので、そこをもっともっと詰めていこうと思うので引き続きやっていていい感じです」とさらに磨きをかけている。

 しかし、「でも1回コツを掴んだ後って難しいと言うので、あまり考えずに。せっかく蹴りの選手なので自分が得意な分野で勝たれた方が相手も嫌だと思うので、今回の試合そんなにパンチにこだわりはないですけれど引き続きしっかり磨いています。(蹴りで倒したい?)それがパヤーフォンちゃん一番嫌だと思うので、相手の嫌なことしないといけないと思うので頑張ります」と、今回はあえて蹴りで勝負する意向のようだ。

 一度は逃した悲願のK-1タイトルを再び手にするチャンスが来たことについては、「想いは全然変わってないですし、どんどん増す勢いで。今シルバーウルフでベルト持っている選手はみんなリベンジマッチでベルトを獲っているんですよ。私がしっかりやることをやれば必ず獲れると思っているので。大宮司さんやジムのみんなを信じて練習をその日まで頑張って仕上げるだけだと思っています」と、リベンジマッチでK-1王座を手にしてきたジムメイトと同じく、自分もリベンジを果たしてタイトルを手にしたいと語った。

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