優勝賞金100万ドルの無差別級GP出場に興味を示しているというアリスター(C)GLORY
2023年1月11日に行われた記者会見で、ONEのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長はムエタイの無差別級ワールドグランプリの開催を発表。賞金額は100万ドル(約1億3千万円)で、真の世界トップのストライカーを決める16人制のトーナメントを実施するとした。
「WHO DO YOU WANT TO SEE?」(誰が見たいですか?」と、誰に出場して欲しいかをファンに尋ねる画像にはロッタン・ジットムアンノン、スーパーボーン・バンチャメークなどONEで活躍するキックボクサー&ムエタイファイターがズラリと顔を並べているが、1名だけONEに出場経験のない選手の顏が。
左上の目立つ位置に掲載されたのは、アリスター・オーフレイム(オランダ)だった。アリスターは元UFCで、元Strikeforce世界ヘビー級王者&元DREAMヘビー級暫定王者、立ち技ではK-1 WORLD GP 2010王者。12年ぶりのスタンディングバウトとなった2022年10月のGLORYでのバダ・ハリ戦では判定5-0で勝利を収めているが、その後、禁止薬物使用が認められたため出場停止処分を受けている。
『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』のニコラス・アトキン氏によると、アリスターはONEに連絡を取り、GPへの参加について問い合わせたという。その噂が駆け巡っているところでこの画像起用は意味深だ。
アリスターはGLORYと複数試合の契約を結んでいるとされ、まだGLORYでは1試合しか行っていないため、ONEに参戦することが出来るのかどうか。GLORYは友好的な関係のあるプロモーションには契約選手の出場を許している。