2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の第一弾記者会見が、1月10日(火)都内にて行われた。
KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(NOPPADET GYM)が、BLACKルール-58kg契約3分3R延長1Rで、ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ)を迎え撃つ。
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。2021年10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で銀次を判定3-0に破り初代王座に就いた。2022年4月には初の国際戦でメディ・ジライフィ(スペイン)にも勝利、7月にはRIZINに初参戦して魁志に3RでTKO勝ち。9月の『KNOCK OUT 2022 vol.5』では小笠原裕典に1RでKO勝ち、11月にグ・テゥオンにハイキックでKO勝ちと13勝(9KO)の無敗記録を更新している。12月には巌流島ルールに初挑戦、かつて皇治を苦しめたダウサコンを左ボディで初回KOに沈めてインパクトを残した。
(写真)2019年3月のK-1で武尊と対戦したヨーキッサダー ヨーキッサダーは2018年11月7日、チャーンキット・オー.ピモンシーとの王座決定戦を制してラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王座を獲得。2019年3月10日の『K'FESTA.2』ではメインイベントで武尊と対戦し、2R2分43秒にKOで敗れたものの「こんなに僕が前に出られないことって今までなかったと思うんで、自分でもビックリした」「ミドルがメチャクチャ重くて、一発蹴られた時に『腕、これ耐えられないな』と思って2、3発蹴られて力が入らなくなってきてた」「金属バットで殴られているようだった」と武尊に言わしめた。
その後、コロナの関係で田舎に帰って引退したと報じられていたが現在もコンスタントに試合をしているという。2022年7月、タイに渡った武尊が「試合後で田舎に帰ってたのに会いに戻ってきてくれた」とヨーキッサダーとのツーショットを自身のSNSにアップしたことも。この時、武尊は首相撲とヒジをヨーキッサダーから教わったと綴っている。
会見が始まった時点では、龍聖の対戦相手は「ファンの人が聞いたらあっというような相手と交渉中」とされており、龍聖は「日本の格闘技が好きな人なら知っているファイターかと思いますが、特に強豪とか意識することはなくて。今回、圧倒的にボコボコにして僕の強さだけを見せて勝ちたいなって思っています。日本の選手とやっているんですけれど、僕の方が圧倒的に倒したいと思っています。楽しみにしていてください」と、圧勝を予告。
「今上がっている候補の選手は、日本だったらK-1の有名な選手と試合をしたことがある選手。そういう面でも比較されると思うし、僕の方が圧倒的に何もさせずに勝つっていうのがテーマであるんですけれど、凄い緊張感のある試合が出来るのかなって思います」と話していたが、なんと会見中に宮田充KNOCK OUTプロデューサーに着信が。
通話を終えた宮田Pは「ウィラサクレックさんに招聘の調整をお願いしてロンナチャイ選手を発表したんですけれども、龍聖選手の相手も依頼していて一昨日くらいから調整してもらっていて今返事が来ました。スタンバイOKということで発表させていただきます」と、会見途中でヨーキッサダーの参戦決定を発表。
これを受けて改めて龍聖は「(武尊と)比較されると思いますし、僕も試合を見たんですけれど、その試合よりも僕の方が圧倒的に勝ちたいなと思っていますし、それが出来ると思っているので。宮田さんは試練だと言っていたんですけれど、何の試練とも思ってないし、僕にとってやりやすいかなと思っています」と、武尊よりも圧倒的に勝ってみせると言い放った。