2022年12月25日(日)東京・両国国技館で開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』。
セミファイナル(第16試合)のミドル級(-70kg)3分3R延長1Rで、ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym/GLORY世界ライト級1位)に判定2-1で辛勝した海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者)が、試合後インタビューに答えた。
クリーンヒットしたのは僕の方が多かった
――試合が終わっての感想は?
「パワーが凄かったに尽きます。思っていたよりもあったし、1R、2R、3Rで調整しようと思ったんですけれどなかなか難しかったので。延長で違う戦い方を見せようと思ったんですが延長に行かなかったので見せられなかったんですけれど…そうですね、戦い方をガラッと変えます」
――相手は右も左もパンチが凄く伸びる印象だった。
「リーチが思っていたよりも長かったし、パンチも硬いし、威力あるし。思ったいたよりもリーチが長かったですね」
――ヒザ蹴りも強烈だったが効いた攻撃はあった?
「いや、効いた攻撃は。まともに顔面にパンチもヒザもハイキックももらってないので効いた攻撃はひとつもないですけれど、強かったです」
――スプリットながら勝利を得た。勝因は?
「今回に関してはカーフとかクリーンヒット数かなと思います。顔面、ボディ、ロー、全てクリーンヒットしたのは僕の方が多かったのかなって感じですね」
――GLORYのトップランカーと戦ってGLORYのレベルをどう思った?
「低くはないですね。GLORYの王者と戦ってそれが通過点やと思っていたので、1位の選手は通過点とも思っていなくて今回挑んだので。でも苦戦しちゃったので偉そうなことは言えないので、次、いつになるか分かりませんがvs.世界は変わらないのでほんまに強い自分を見せていきたいと思います」
――vs.世界を見据えて今日の試合は勉強になった?
「そうですね。やりながら、これで踏ん張れへんのや、これで返されへんのやってやりながら、1~3Rで踏ん張り方とか返し方を変えていったんですけれど、それでもハマらなかったので自分の戦い方とか、相手のパワーに勝てないのであれば自分の踏ん張り方とか出来ないのであれば、流されながら攻撃できるようにしていきたいってやりながら勉強できましたね」
――身体の大きさがだいぶ違うように見えた。フィジカル的な部分ではどう感じた?
「やっぱり大きかったですね。大きかったですけれど、スピードとかキレに関しては見てもらって分かると思いますけれど、自分が圧倒的に上だったと思うので、そこはなくしたくないし、どれだけフィジカルを鍛えたとしても外国人選手のナチュラルパワーには日本人の僕では勝てないので。身体はもう少し大きくしていきたいとは思っているんですけれど。でもスピードやキレは落とさないように考えていきたいと思っています」
――パワーはどう感じた?
「ぶつかった時に押されて、それで一発を意識しすぎて攻撃を返さなかったので、そこはパワー差がちょっと出たと思います。今回の自分の戦い方もそうやし、攻撃を受けて返せなかったというのは身体の当たりの強さとかパワーはちょっと差があったのかなと思います」
――今年後半の3試合が全て苦しい展開だった。そこで得たものは?
「1~3Rで戦い方を全て変えて、それがハマらなかったので、もうひとつ新しい自分を見つけないと今後も苦戦した形になってしまうので、圧倒的に倒したりとか、ダウンもKOもそうやし、自分は70kgでそれを見せていきたいのでいろいろ変えていきたいですね。苦戦して勝った、ではなくて圧勝したのを見せていきたいので来年に向けて変えていきたいと思います」
――応援してくれたファンにメッセージを。
「クリスマスという忙しい時期に試合を見てくれてありがとうございました。最近はvs.世界で苦戦した勝ちを見せてしまっているので、もっと圧勝して勝てるようにいろいろな面でもうちょっと変えていって、来年には強い海人を見せていきたいので、これからも楽しみに期待していてください」