2022年12月25日(日)東京・両国国技館『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』の前日計量&記者会見が、24日(土)都内にて13:00より行われた。計量は到着が遅れた1名を除き全員がパス。
いよいよ明日、RISE&シュートボクシング連合軍vs.GLORY軍の全面対抗戦6対6が行われる。
▼第12試合 RIVALS RISE×GLORY フライ級(-52kg) 3分3R延長1R小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENフライ級王者、WPMF女子世界フライ級王者)=51.5kgテッサ・デ・コム(オランダ/Fightteam Vlaardingen/Enfusionストロー級王者)=50.80kg
コムは「とても日本に来られてワクワクしています。ハッピーな気分です。日本で試合するのが楽しみです」、小林は「明日はRISEが一番強いというところを証明したい。日本に来てくれてありがとう。最高の試合になるようにお互いの気持ちをぶつけあっていい試合をしたいと思います」とそれぞれ挨拶。
互いの印象について、コムは「いい選手だと思っています。たくさん試合を見てきました。戦うことは何も変わらない。違う国から来ただけです」と、戦うことに国も人種も関係ないとし、小林は「いい表情だと思いました。王者同士で気持ちのぶつかり合いとテクニックをしっかり見せてアツい試合をしたいと思いました」と意気込んだ。
▼第13試合 RIVALS RISE×GLORY -63.5kg契約 3分3R延長1R笠原弘希(シーザージム/第3代SB日本ライト級王者、第15代SB日本スーパーフェザー級王者、第4代SB日本フェザー級王者)=63.45kgチャド・コリンズ(Strikeforce/WMCインターナショナルスーパーライト級王者、WKA豪州スーパー・ライト級王者)=63.2kg
サンタクロースの衣装で登場したコリンズは「まず3つの世界の団体が集った大会で試合が出来るのを光栄に思います。今までずっと試合をしてきて全ての試合で思い通りに事が運んだ。明日も自分が試合をコントロールします。皆さん、サンタクロースが試合をするとは思っていなかったでしょう? 明日はもちろんKOのプレゼントを贈るよ」と挨拶。
迎え撃つ笠原は「明日はチャド選手と戦えることを光栄に思っています。明日は刺激的な殴り合いが出来る。ファンには刺激的なクリスマスを迎えてもらおうと思います」と意気込む。
互いの印象について、コリンズは「弘希がチャド・コリンズと戦いたいと言ってくれたからこの試合がある。言ってもらえなければ日本に来れなかったし、感謝している。彼のことは尊敬できるし、謙虚なので、ベストを尽くして戦って、終わったらビールを飲みましょう」とフレンドリーに話せば、笠原も「向き合ってみて映像で見るよりは大きくなかった印象と、礼儀正しくて明日はいいファイトが出来ると思いました。ぜひ終わったらビールを飲みましょう」と答えた。
▼第14試合 RIVALS RISE×GLORY スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R白鳥大珠(日本/TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者、第5代RISEライト級王者)=64.95kgイリアス・バニス(モロッコ/Vos Gym/Fearless/ISKAヨーロッパ・ライト級王者)=62.45kg
アブデラ・エズビリが負傷欠場となり、急遽代役として来日したバニスは「日本に来るのは初めてだ。怪我した選手の代役だが、明日は誰よりもいい試合をする自信がある」と自信満々。
白鳥は「いよいよ明日。1週間前にバタバタしてしまって。イリアスは1週間前に聞かされて急遽決まったんですが、コンディションが心配。そこ聞いてもらっていいですか?」と問いかけると、バニスは「心配される筋合いは全くないし、本気で行く。ディフェンスしっかりして相手の心配じゃなく自分の心配をした方がいい」と強気のコメント。
これに白鳥は「じゃあバチバチやれそうですね。エビズリの対策をしてきたんですが、1週間前に変わって。でも自分がやることは変わらないと思うので。日本に来てくれたことを感謝してバチバチやりたい」と、全力で応えるとした。
互いの印象は、バニスが「身長が高い。日本で高いレベルを持ったファイターだという印象。タフなファイトになると予想している」と言えば、白鳥は「顔つきと身体つきを見て常に仕上げている印象を持ちました。あとは鼻も高くてスッとした鼻をしていて男前な顔していると思ったので、モロッコではモテるんですか?」と質問。バニスは「ノーコメントだ」と笑い、白鳥は「こんなに男前なら日本でもファンが増えそう。明日が楽しみです」と話した。
白鳥はバニスについて「フック、アッパー系のパンチが上手い。スピードと、パンチも大きく振るかと思いきやコンパクトに打つので、モロッコはコンビネーションも上手いのでコンビネーションやパンチに気を付けたい。全体的にスピードもあって好戦的な選手なので楽しみです」と評する。
そして「ここでいい勝ち方してGLORYにアピールして、日本に白鳥大珠がいるぞと存在感を示したい。来年は実際に海外で試合をしたいと思っているのでアピールしたいと思います」と、バニスを倒してGLORYに乗り込みたいと宣言した。
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▼第15試合 RIVALS RISE×GLORY 山田洸誓 FInal Match スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9/初代RISE世界スーパーライト級王者、GLORY世界フェザー級王者)=64.95kg山田洸誓(日本/正道会館KCIEL/第4代RISEスーパーライト級王者)=64.85kg
ペットパノムルンは「また日本で試合が出来て光栄です。相手は強い選手だと思いました。明日はしっかりいい試合をします」と挨拶。山田は「いよいよ明日、世界一の人間と戦うことになって。対面した時にいい顔をしていたし、他では味わえない空気感やオーラを感じました。明日は自分の全部をぶつけて戦います」と意気込む。
互いの印象を聞かれると、ペットパノムルンは「今回の試合のために準備してきました。明日はファンの皆さんのために倒せる試合をします」とKOすると言い、山田は「めっちゃ強そうです。その一言です。心境はいつもと一緒。平常心です。あまり昂っていたらやられるのでいつも通りです」とした。
これが引退試合となる山田は現役最後の計量となったわけだが「最高ですね。もうこれをせんでいいのかと思うと。でも寂しい気持ちもあります」と複雑な気持ちを吐露した。
▼セミファイナル(第16試合)RIVALS RISE×GLORY ミドル級(-70kg)3分3R延長1R海人(日本/TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、第2代SB日本スーパーライト級王者、RISEミドル級1位)=69.45kgストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym/GLORY世界ライト級1位)69.95kg
コプリヴレンスキーは「今回初めて日本で試合ができるのは嬉しい。自分は準備万端、今すぐにでも戦える。大きなイベントで試合できることを感謝しています」と、準備は出来ているとし、海人は「明日はファンの皆さん、対戦相手、そして世界にシュートボクサーとRISEと日本の格闘家の強さを見せる試合をしまう。期待していてください」と宣言。
互いの印象を聞かれるとコプリヴレンスキーは「印象は凄く大きい。試合映像は見ていた。リング上であまり動かない印象がある。弱点は見つけている。自分からプレッシャーをかけて勝つ」と、すでに海人の攻略法は出来ている様子。
それに対して海人は「見合っていい表情をしていたので、いい選手だと思った。明日、は自分がやりたいことだけして、何もさせず勝つ。それだけです」と、自分勝手な試合をして一方的に勝つと話した。
そして「(GLORY関係者に)試合結果を見てもらって強いと思ってもらえれば嬉しい。1位を倒してしまえば後は王者しかいないので、圧倒的に勝って次につなげたい」と、1位のコプリヴレンスキーを倒して次はGLORY王者だと言い放った。
▼メインイベント(第17試合)RIVALS RISE×GLORY スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者)=64.75kgセルゲイ・アダムチャック(ウクライナ/第2代GLORYフェザー級王者、現同級6位、ISKAヨーロッパ・ウェルター級王者)=64.8kg
これが2度目の来日となるアダムチャックは「日本は2回目。また来ることが出来て嬉しいです。2回目なので気持ちがラクです。100%の状態で来ました。現在はウクライナではなくアムステルダムで練習しています。私はGLORYのファイターです」と100%の準備が出来ているという。
迎え撃つ原口は「急なオファーに応えてくれてありがとう。自分より強い選手がいる中でメインに抜擢してもらいました。期待してもらっているので明日は自分がリングを支配して盛り上げられたらと思う。クリスマスなので最高の試合が出来ればと思います」と、“ドミネート”すると宣言。
互いの印象について、アダムチャックは「原口は日本で一番強い選手。とても強いです。65kgで一番強い。ベストを尽くして持っているスキルを全て見せて勝ちます」と、原口の実力を認めて全力で戦うとする。原口は「目が悪くて細かい表情は見えなかったけれど、イケメンなのは伝わった。ムキムキだし、いい声をしていますね。ようやく試合に慣れた感じがします」と戦闘モードに入ったと伝えた。
原口と2度対戦経験があり、GLORYフェザー級の頂点に立つペットパノムルンにこの試合の予想を聞くと「原口はパンチも蹴りも強くて攻撃が読みづらい。セルゲイはパワフル。バチバチの殴り合いになると予想します」と、激しい試合になると予想した。