MMA
インタビュー

【RIZIN】大将として出陣するホベルト・サトシ・ソウザ「自分を信じてなかったら試合はできない」=大晦日Bellator対抗戦

2022/12/23 11:12
 大晦日『RIZIN.40』(さいたまスーパーアリーナ)の「RIZIN vs. Bellator 5対5 全面対抗戦」で「総大将」として前Bellator世界フェザー級王者のAJ・マッキー(米国)と対戦する、現RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)が22日、静岡県磐田市の所属ジムで公開練習。その後、本誌の個別インタビューに応じた。  今回の試合のために来日したジョニー・ケースとの練習を「彼の打撃センスがすごいし、レスリングも強いから、ほんとうにすごい助かった。自信になります」と語ったサトシ。  対戦相手のAJ・マッキーについて、「もちろん相手は強い。バランスもある。打撃も極めもあるし、判定の試合もたくさん勝っている。でも、私はいつも自分に自信があります。自分を信じてなかったら試合はできないでしょう。相手がどれだけ打撃が強い、グラウンドでも強くても、私は自信があります」と、AJの強さを確認した上で、自信をみせた。  対抗戦の下馬評では、チームRIZINの圧倒的不利がささやかれるなか、今回は「大将」として大一番を戦う。 「いままでの私の試合も、みんな絶対負けると思われていた。でもいまは私がチャンピオン。2回ベルトを守ったから大丈夫、気にしない」──サトシは王者として、チームRIZINを勝利に導くか。 [nextpage] AJ戦がどうなっても、プランは3つも4つもあります ──1週間後に試合を控えた心境はいかがでしょう。 「面白いことにクレベルとも話しをしたのは、すごい大事な試合だけど、キツい練習しているから、すごい自信があります。試合のときはもっと緊張するけど、それはしょうがない。大事な試合だから、普通ですね」 ──ジョニー・ケース選手とのボンサイ柔術での練習はいかがでしたか。 「いますごい練習を手伝ってくれて、彼の打撃センスがすごいし、レスリングも強いから、ほんとうにすごい助かった。自信になります。練習量もいつもと変わらないくらい練習しています。強い選手(ケース)がいるから、もっとキツい練習だけど(笑)。相手の強いポイントを見たり、何が相手が間違えているか、とかポイントも確認しました」 ──ケース選手との練習での収穫は? 「彼はボクシングに加え、もともと投げのレスリングが得意で、組みのあるなかでの打撃の入るタイミングとか、ディスタンス(距離)ですね。当たるところ・当たらないところとか、練習しました」 ──試合ごとに、そして今回の練習でもレスリングの技術が向上したと思いますが、試合のなかでは力を使い疲弊する動きでもあると思います。柔術とレスリング、打撃とのバランス、融合をどう考えていますか。 「そうね、もちろん、もっとバリエーションを覚えたし、“新しい技を試合で使いたい”とか、“このレスリングは間違えているな”とか、“このレスリングが出来るからこの極めができるな”と思ったから、それで凄い変わりましたですね。その(柔術とレスリングと打撃の)ミックスが大事だから、そういうのも彼と一緒に練習して、頭で考えることがいろいろ変わりましたね。でも、なんだろう……大晦日の時はもうみんな見るからね、みんなにちょっと見せたい。そのミックスをやるから」 ──対戦相手のAJ・マッキーの印象を教えてください。 「もちろん相手は強い。バランスもある。打撃も極めもあるし、判定の試合もたくさん勝っている。でも、私はいつも自分に自信があります。自分を信じてなかったら試合はできないでしょう。相手がどれだけ打撃が強い、グラウンドでも強くても、私は自信があります」 ──AJのリーチを活かした打撃の中に入っていける自信はありますか? 「もちろんいろいろなプランがありますね。彼の飛び込む打撃やハイキックとか、身体とパンチがしっかり伸びてくる。もちろんそれは練習しましたね。私は何が来るか分かるから。試合の時は秘密ではない。でもプランはいろいろあるから考えました」 ──今回の試合で勝負を決めるポイントはどこになると考えていますか。 「最初の1R、出だし3分の入りが一番大事。相手もリーチやコンパスがあるから、もちろん入るタイミングとか当たるタイミングとか大事ですよね。リーチもそうだけど、彼はよくハイキックを使っている。それがサウスポーだから凄い危険があります。(寝技も打撃も)両方できるから、もういろいろがプランがある。打撃のポイントとグラウンドのポイント、たくさん考えたけど、本当に極めるのは試合の中だけ。たまに違う動きしてきたり、“ちょっとなんか当たらないな”とかもあっても、プランは3つ、4つあります」 ──今回の対抗戦でチームRIZINが、圧倒的不利がささやかれる下馬評についてどう感じていますか。 「あー、もちろんそれはあるけどしょうがない。みんなの考えることは私にはコントロールできないから。でも大丈夫。いままでの私の試合も、みんな絶対負けると思われていた。でもいまは私もチャンピオン。2回ベルトを守ったから大丈夫、全て、気にしない」 ──この試合後の展望は? 「ジョニー・ケースと同じで家族と一緒に休みたい。ちょっと疲れたから、この試合のたくさんのプレッシャーあるから。でもその後にももっと練習する。来年たくさんやりたいことがありますから」
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