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【RIZIN】プロ4戦目のYUSHIの相手は地下格闘技の代表・中澤達也「やるからには喧嘩師らしい試合を」YUSHIは「僕の役割を果たす」

2022/12/21 20:12
 2022年12月21日(水)13時より『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』(12月31日・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード発表記者会見が行われた。  RIZIN MMA特別ルール(62.0kg)3分3Rで、YUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)vs.中澤達也(益荒男・本宮塾)が決定。  YUSHIはアマチュアキック8戦7勝1敗。最強ホストを決める地下格闘技『宴』の元軽量級王者で、2021年RIZIN大晦日での三浦孝太戦がMMAデビュー戦となった。その試合では1R3分ちょうど、三浦のサッカーキックでTKO負けを喫したが、そのアグレッシブなファイトスタイルと入場シーンで一躍話題に。BRAVE GYMや朝倉未来との練習を積んで臨んだ2戦目では、ZENKIに2RでTKO勝ち。今年9月には同じく宴王者の覇留樹にリアネイキドチョークで勝利した。  中澤は地元・八王子で暴走族の総長を務め、2009年8月からTHE OUTSIDERに参戦。2015・2016年には超人クラブ認定over35age MMA王座決定戦で勝利し、2年連続で王者に輝いた。2018年9月の『巌流島』では全日本武術選手権 in MAIHAMAの一回戦で実戦空手の原翔太と対戦し、グラウンドパンチによるTKO負けでトーナメント敗退。現在は地下格闘技の益荒男と宴の代表として、また俳優業ではこれまでに7本の主役を務めた他、人気シリーズの「日本統一」にはレギュラー出演するなど、多岐にわたって活躍している。  43歳にしてこの大舞台に立つ中澤は「やるからには喧嘩師らしい試合をして、後ろに控えているトップ選手たちにつなげられるように、会場を俺たちの試合でMAXに上げてつなげられるように頑張りたいと思います」と盛り上げるとコメント。  YUSHIは「RIZINの年末の舞台に去年立たせてもらって勝つことは出来なかったんですけれど、そこから1年間かなり練習してきて、今年の年末いい試合を見せて今回は勝ってしっかり会場を沸かせるために戻ってくることが出来ました。本当に試合直前に決まったんですけれど、僕には僕の役割があるっていつも言ってますけれど、しっかり僕の役割を果たしてさっきも言ったような後につなげられるようなカッコいい試合、入場から魅せる試合を見せていきたい」と自分の役割を全うしたいと話す。  自身が代表を務める宴の王者だったYUSHIと対戦することについて、中澤は「YUSHI選手は自分が代表を務めさせていただいている宴ってホストの大会の元々キックの王者だったんですけれど、普段もそれなりの交流もあるんですけれど嬉しいですね。年もけっこう違うんですけれど、このRIZINの場で自分のところの宴で王者だったYUSHI選手と交われるというのは嬉しいですね。ただひと言いわせてもらうと、RIZINのデカい舞台で俺みたいなただの喧嘩屋が上がらせてもらえるということは、さっきYUSHI選手も役割があるってことを言っていましたけれど、YUSHI選手に覚悟があるなら俺とバチバチに打ち合って会場を盛り上げて後ろにつなげることじゃないかなと俺は思っています」と、バチバチに打ち合って会場を盛り上げようとメッセージ。  急遽の参戦ということで練習状況はどうなっているかと聞かれると「普段はやってないです。決まったのは昨日連絡があって。俺も喧嘩師を謡っているのでいつ何時だと思っているので。これがYUSHI選手でなくてもヘビー級でも誰でもいつでも受けようと思っています」と答えた。  一方、YUSHIは「正直、試合が決まるまで選手が変わったりとか決まっていた選手がなくなったりとか、自分の中でもここ何週間か不安な部分がたくさんあったんですけれど、中澤さんに決まったということで。世間からの評価としては誰なんだよと言う人もいるかとは思うんですけれど、僕の中では元々宴出身ということで、宴の代表とRIZINという舞台でやれるってことが自分の中で凄く感慨深いものでもありますし、リスペクトを持って試合で、この1年間本気で練習してきたので実力の差も含めて、僕も俳優としてこれからもやっていきたいと思っているのでそこの先輩としても全てにおいて僕の方が格上なんだぞってところを入場から通して見せていけたらと思って。第1試合とはまだ決まっていませんが、1試合目になると思うのでしっかりオープニングから盛り上げられるように僕が頑張っていきたいと思います」と、1年間の練習の成果を見せたいとする。  これに中澤は「YUSHI選手が実力の差を見せつけるって言っていましたが、俺からしたら嬉しいですけれど超えられるもんなら超えていけっていうのが素直な気持ちで。あと俺なんかみたいなのが年末に、こんな凄いトップ選手たちが並ぶ中でやるのにあたってどう盛り上げるかって言ったら、男同士がくっついてヘッタクソな寝技、アマチュアレベルの発表会だったら他のリングでもいいと思うし、だったら出来ることは打ち合って会場の熱を全開に盛り上げてつなぐことだと思っています」との意気込みを話した。 “本気”のカードが並ぶ今大会の中で異色のカードとなったが、榊原信行RIZIN CEOはそのことについて「トップアスリートに求められるのは、強ければいいというのならアマチュアの競技会に行けばいいと思う。プロに求められるのは競技としての実力だけではない。僕は中澤選手もYUSHI選手もある部分誰よりもトップアスリートとしてトップエンターテイナーとしての才能があるからRIZINに上がってもらう。何かきらっと光るものがなければ僕らの舞台には上がれないです。  練習していないわけではなく2人ともむちゃくちゃ練習しているだろうし。だからいずれにしてもプロの世界の中で競技的な側面だけではない総合的な判断の中で目にかなうと言うか、この人はって選手たちにこれからも上がってもらう。そういう意味では強ければいいってことではないということです。弱くてもいいんですけれど、とにかく戦うことに真摯に向き合って常にしっかりそこへ向けての準備もして、そういうものがきちっと裏打ちされている選手たちに上がってもらわないと。総合的な判断で今後も決めていけたらいいなと思っています」と語った。
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