【RIZIN】平本蓮の対戦相手を公募「安保（瑠輝也）とかもRIZIN出たいのだったら全然応募してきてもいい」朝倉未来には「頭痛ニキ、グッバイ！」

　2022年12月21日（水）13時より『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』の追加対戦カード発表記者会見が行われた。 　スタンディングバウト特別ルールで平本蓮（剛毅會）の出場が決定。平本は左足人差し指の根本の骨が折れた状態で11月6日に弥益ドミネーター聡志（team SOS）に勝利したが、大晦日出場は難しいのではないかと思われていた。しかし、榊原信行RIZIN CEOは「ポップアップストアの相談をする時に何気なく振ってみたら意外にいい反応だったので、そこから怒涛の口説きに入りまして“やりますか”ということで参戦です」と、平本自身はやる気を見せていたのだという。 　会見に出席した平本は「今年は、大晦日は家でゆっくり過ごそうかなと思っていたんですけれど、けっこう怪我とか断ったりだとかでなかなか試合が決まらないって聞いていたので、ここは何とか自分が一発盛り上げられたらいいなっていうのが少し心残りであったので。僕の大晦日ってデビュー戦のあの嫌な思い出で止まっているので、大晦日ここで一発…借りを返すではないけれど、本チャンのMMAではないのでアレなんですけれど、盛り上げようかなと思って出場を決意して」と、盛り上げるために名乗りをあげたと説明した。 　試合はまだ脚が完全ではないということでパンチのみの試合になることが濃厚。その相手は現在「X」となっており、「相手は誰でもいいんですけれど、募集します。本当に誰でもいいし、プロの選手でやりたい人を募集します。いまK-1を抜けるって噂されている安保（瑠輝也）とかもRIZIN出たいのだったら全然応募してきてもいいし、むしろMMAでやらないだけ俺の優しさなのでそれくらいのハンディは与えてやろうかなって(笑)。まあ、相手は誰でもいいので募集しています」と、対戦相手を募集。 　榊原CEOは「平本蓮の2022年を振り返ると今年1年、RIZINの舞台はこの男によって彩られたなと。2022年の主役がRIZIN大晦日に参戦します。喰ってやろうという、我こそはという、10日前ですけれどそういう気概のある選手を募集します。有名になりたい、目立ちたい、金を儲けたい、いろいろな野望を持って常に精進している選手たち、平本蓮の前に俺が立つという選手はRIZINの方にご連絡を頂けたらと思います。なので対戦相手は当日発表。当日まではXでいきたいと思います」と、その対戦相手は当日発表とするとした。 （写真）パンチのスキルで弥益ドミネーターを圧倒した平本　応募資格に関しては「キャリアがしっかりある選手。アマチュアの人は無理だと思います。壊されてしまうというか。本当に平本蓮と戦えるだけの実力もそうだし、実績もそうだし、スキルのある選手にぜひ手を上げて欲しい。MMAファイターでもキックボクサーでもいいし、ジャンルは問わない」（榊原CEO）と、プロである程度のキャリアや実績がある選手とのこと。 　この試合のテーマを聞かれた平本は「いいバイトです」と皇治のセリフを拝借、対戦相手のオーディションはやるのかと聞かれると「BreakingDoawnではないので、ああいう下品なものはやらないと思います」と答え、もしBreakingDoawnに出ている選手から応募があったらとの質問には「スパーリングでいいので誰でもぶっ壊します」とした。 　試合まであと10日でボクシングの練習は間に合うのかという心配には「ボクシングはボクシングで自分のスタイルが出来ているものがあるので、10日あれば全然仕上がるかなと思います」とし、怪我の具合は「ステップは問題ない感じですが、蹴った時に折れた部分がまた折れてしまうかもしれないので。骨はくっついてきているので蹴りはない感じです。シューズ履いてボクシングやるとなったら全然問題ない」と、パンチのみの試合なら問題ないとする。 　対戦相手の体重に関しては「さすがに50kg台で試合している選手は難しいのかなと思うので、60kg台くらいかなと。上はデカい人は来ないでくださいって感じですね」と60kg台を希望した。 　また、平本は「話は変わるんですけれど」と言うと、「朝倉未来どうしたんですか？ 朝倉未来、会場に来てないから。大晦日試合、まさか出ないことなんてないよなと思って。そこが気になりますね」と、2021年の大晦日前の会見で朝倉未来が言ったセリフを引用して榊原CEOに質問。榊原CEOが「未来は出ないと思います」と答えると、平本は「頭痛ニキ、グッバイ！」と手を振った。 　空手の剛毅會所属となった平本は、12歳で全国U-15ジュニアボクシング大会優勝、高校1年生でK-1甲子園優勝、高校3年生でK-1ライト級世界トーナメント準優勝というストライカー。MMAでは2020年の大晦日にRIZINフェザー級でデビューし、萩原京平、鈴木千裕に敗れるも、2022年7月に鈴木博昭、11月6日に弥益ドミネーター聡志にいずれも判定勝ちで2連勝をマークしている。弥益戦前に左足の人差し指を骨折。試合でも傷めたため、次戦は2023年となる予定だったが、急転直下の大晦日参戦となる。