皇治(TEAM ONE)と大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がSNSで舌戦を繰り広げている。
6月30日(日)東京・両国国技館で開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』。ここで皇治との対戦をともにアピールしていた大岩と芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス)の試合が行われ、大岩が2度のダウンを奪って勝利。大岩は試合後に改めて8月24日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』での皇治戦実現をアピールした。
しかし7月2日に皇治は「俺はもう後何試合 リングに上がれるかわからん。ここまでこれたのは格闘技があってファンのおかげ。せやから格闘技界に少しでも意味があってファンが盛り上がるカードをやりたいんやて」とSNSに投稿。
昨年12月のK-1大阪大会では、武尊(左)と大激闘を展開した皇治 これに大岩が「あと何試合しかできないって言っとる選手に未来はないし、格闘技を盛り上げたいなら次のバトンに繋げればいい。結局カッコいい言葉並べて、自分のことばっか。盛り上げたいとか、本当にリスク背負って闘うならどんな挑戦も受けろよ。俺はまだまだ現役長いし、未来しかないよ」と反論、挑戦を迫った。
すると皇治は「大岩選手ごめんな。こんなにもファンが見たくないという声が多い相手は初めて。勝った君がなんでやろ? せめてアッシー(芦澤)くらい全て賭けてリスク背負って戦ってきて君に華があったらまた違ったかもな。俺も頭が痛いわ。俺は格上だろうがなんやろうが全てやってきたし必死に盛り上げてきたからさ」と、ファンが見たいカードをやりたいとやはり大岩の挑戦を拒否する。
6・30両国大会で、皇治戦をアピールしていた芦澤(右)を破った大岩 さらに大岩が「ファンは皇治選手が俺に負けると思っとるからその姿が見たくないだわな。わけわからん外人の時はオッケー出して俺の時はこういうことね。笑。逆に俺以外に誰と闘うかが楽しみだわ」と挑発すると、皇治は「もう断る理由はこれ以外ない。現役残り少ないからこそ若者に繋がる試合をしたい。団体を超える為に全てを賭けたい。これは君の尊敬する残り少ないと言ってる武尊君も一緒やと思うよ。君がファンを盛り上げられるようになったらやろう。最後に悪い。俺が発言したら全てカッコエエ言葉になってまうねん笑」と、やはり徹底拒否の構えだ。
これに大岩は「武尊が言うのと皇治選手が言うのは全く意味が違ってくるからね。笑」「武尊は皇治選手とやる時リスクを背負って戦った。そういう覚悟は皇治選手にはない。俺に負けるのが怖いだけ。自分が負けても、良い試合すれば褒めて貰える相手しか探しとらん。チャンピオンでもないし、先ず武尊に負けた時点で対戦相手を選ぶ権利すらないよ」と、盟友である武尊と皇治では立場が違うとし、再度対戦を迫った。
平行線を辿る両者。中村拓己K-1プロデューサーは大岩vs芦澤戦の記者会見時、この試合が皇治戦の権利争奪戦になるのかとの質問に「内容が一番。殺気が漂うような試合をしてその気運が高まらなければやる意味がない。皇治選手を振り向かせる試合、インパクトを残してほしい」と、ただ勝つだけではなく皇治を振り向かせるインパクトが必要だと語っている。
7月7日(日)には大阪で8・24大阪大会の記者会見が行われ、皇治も出席者に名を連ねており、対戦相手が発表される見込みだ。