(C)GLADIATOR, UFC
2023年1月22日(日)大阪府豊中市の176BOXにて「BODYMAKER presents GLADIATOR 020」の開催が決定。新たな試みがスタートする。
2022年1月大会より、GLADIATORにおいてグラップリングマッチを提供しているPROGRESS実行委員会の長谷川賢がタレントリレーションの役割を担い、櫻井雄一郎GLADIATOR代表と協力して、新たな選手の発掘と海外の未知の強豪選手を招聘することが発表された。
▼GLADIATORフェザー級王座決定戦 5分3R
中川皓貴(総合格闘技道場リライアブル)
チョ・ソンビン(Team stun gun)
その第一弾として、元UFC&PFLファイターでTFC暫定フェザー級王座獲得経験もあるチョ・ソンビン(韓国・30歳)が来日。中川皓貴(総合格闘技道場リライアブル・26歳)とのと対戦が決定した。この試合は、バンタム級転向のためにGladiatorフェザー級のベルトを返上した原口央(BRAVE)に代わる、フェザー級王者決定戦となる。
“グラジの寝業師”中川は柔道出身でMMA9勝3敗1NC。2022年2月の「RIZIN TRIGGER 2nd」でGRACHANの小島勝志を相手に、スタンドで左ミドルを当て、内股からの投げ、ダブルレッグテイクダウンでトップから攻めて判定勝ち。
2022年6月にBRAVEの原口央とのノンタイトル戦でテイクダウンを許すも、2Rにフックガードからスイープし、マウントを奪いかけるなど応戦、接戦でスプリット判定負けした。9月に島村裕に判定勝ちし、王座挑戦を決定的なものにしていた。
対するソンビンは、MMA9勝2敗。黒星の2つは、2019年6月のUFCでダニエル・テイムルに判定負けと、2021年4月の前戦でタイラー・ダイアモンドに判定負けしたもの。それ以前は9連勝で、2018年2月にはTOP FC暫定フェザー級王座決定戦で、RTUで松嶋こよみとも戦っているホン・ジュンヨンに4R TKO勝ち。2017年2月には中村ジュニアも2R KOに下している。
難敵を相手に中川はフェザー級王座を獲得することが出来るか。
▼PROGRESS ウェルター級王座決定戦 5分3R
森戸新士(藤田柔術/LEOS JIU JITSU ACADEMY)
ジョセフ・チェン(台湾)
また、2022年のPROGRESSをリードした森戸新士(藤田柔術/LEOS JIU JITSU ACADEMY)と、台湾のジョセフ・チェンが「PROGRESSフォークスタイルグラップリング王座決定戦」に臨む。
2021年JBJJF黒帯ライト級優勝の森戸は、ケージグラップリングであるPROGRESSを牽引した立役者。濱村健、長田拓也に一本勝ちすると、2022年6月には河名マストにスプリット判定で惜敗している。
対するジョセフ・チェンは、2022年6月のADCCオセアニア&アジア予選77キロ級準決勝で、岩本健汰と延長戦の激闘を繰り広げたグラップラー。テキサスのB-Teamでその岩本とも交流する台湾の若き実力者は、森戸とどんなケージグラップリングを繰り広げるか。
なお、今大会からGLADIATORは、出場選手のパフォーマンス強化と、選手層を厚くしより激しい戦いがケージ内で実施されることを目的とした「ファイトボーナス」をメインファイト出場選手を対象に支給する。
ベストバウトの勝者、KO、一本、スクランブルを制するなどのパフォーマンスが評価され、上位選手より3名にそれぞれ70万円、20万円、10万円のボーナスが支給される。
同様にプレリミ、ポストリミ出場選手(アマチュアMMAを含め)を対象とした「ベストバウト武道奨学金制度」も採用され、ベストバウトを戦った勝者と敗者に、それぞれ5万円の奨励金が贈られる。