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【RISE×SB】安本晴翔が唯一の黒星を喫したSBルールにリベンジ挑む、迎え撃つ川上叶は「ナメられている感じがするので、ほんまに叩き潰してやろうかなと」

2022/11/17 02:11
【RISE×SB】安本晴翔が唯一の黒星を喫したSBルールにリベンジ挑む、迎え撃つ川上叶は「ナメられている感じがするので、ほんまに叩き潰してやろうかなと」

連勝街道を突き進む安本(左)が再びSBルールに挑戦、迎え撃つは2階級制覇の川上

 2022年12月25日(日)東京・両国国技館にて、RISEとシュートボクシングが協力して開催する『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』の追加対戦カードが、11月16日(水)都内にて行われた記者会見で発表された。

 SBルールのフェザー級(-57.5kg)エキスパートクラス特別ルール3分3R延長無制限Rで、川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級王者)vs.安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級6位、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)が決定。


 川上は10勝のうち5つのKO勝ちがあるSB関西期待のホープ。2019年11月にSB日本バンタム級王座決定戦で佐藤執斗を2RKOで下して、新王者に輝き、昨年12月の大森大会では階級を上げ、シーザージムのホープ、山田彪太朗を撃破した。今年4月には魁斗を判定に破り、SB日本フェザー級王者となった2階級制覇を達成している。戦績は10勝(5KO)5敗。

 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座、2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月にKNOCK OUT-REDフェザー級王座、2021年9月にWBCムエタイ日本統一フェザー級王座も獲得。2022年7月からRISEに参戦し、10月に山川賢誠を初回KO。戦績は26勝(15KO)1敗2分1無効試合。

 川上は「いま勢いに乗っている安本選手と組んでもらえたのは本当に嬉しく思っていて、僕の価値が上がる試合になると思っています」と、安本狩りに意欲満々。対する安本は「今回シュートボクシングルールで試合をするんですけれど、僕は1回SBルールで負けているのでその負けを取り返しに来ました」と、現在まで唯一の黒星を喫したSBルールでの試合(vs.植山征紀)の借りを返すとコメント。

 互いの印象を聞かれると安本は「シュートの王者なので…印象はないんですけれど自分の方が強いかなって感じです」とあまり興味がなさそう。これに川上は「印象ないはひどいですね、ちょっと。僕は安本選手の印象は距離が長くて、とにかく長いってイメージがありますね。何もかもが長いですね」と明らかにムッとした口調で答えた。


 安本はSBルールでの1敗について聞かれると「あの負けがあったから今こうやって勝ち続けていると思うし、内容的には負けていないと思っていたけれど。シュートルールは難しいですね。じゃあ今回は僕がシュートを獲って勝ちます」と、自分が投げを決めてみせるとニヤリ。

 これを聞いた川上は「SBルールなので(投げは)ちょっとは狙おうと思いますが、全局面で打撃でも僕の方が強いという自信があるので。ちょっとナメられている感じがするので、ほんまに叩き潰してやろうかなと思っています」と、安本に対して敵意をむき出しにした。

 安本が「ヒジありでやってくれるならヒジありでやりたいですよね」と言うと、隣に座っていた同じくSBとの対抗戦に出場する大﨑孔稀も「やりたいですね。僕たちはヒジありで育ってきているので。ジュニアからムエタイやってきているので」と、ヒジありでやろうと挑発。大﨑もルールへの不満を述べるなど、会見には不穏な空気が漂った。

 RISE勢のルールに対する不満を聞いてどう思ったかと聞かれると、川上も植山も「ヒジ無しです」と口をそろえた。お前たちのペースには乗らないと言わんばかりだ。

 さらに安本が「SBルールなのでそこはしっかり練習して、いざそういう場面があるなら投げたいし、絞めたいです。普通に師範に教わってやります」と、SBルールに対応してみせると言えば、川上は「どうも思わないです。僕もそんなに投げることにこだわっているわけではないので、しっかり打撃でも勝つし、チャンスがあれば放り投げたろと思っています」と、基本的には打撃で戦うが、放り投げてやりたいと語った。

 安本の師匠である橋本敏彦師範は、通常のフルコンタクト空手ルールに加えて、つかみ、首相撲、投げや関節技も認められた『士道館杯争奪ストロングオープントーナメント全日本空手道選手権大会」で2度の優勝経験があるほか、小学校・中学校で柔道を学んでおり、安本が「師範に教わる」というのはどうやら本気のようだ。

 最後に安本は「今回SBルールでやるんですけれど、相手も強いと思いますがクリスマスなので僕がKOをみんなにプレゼントしたいと思います」とKO宣言。川上は「ABEMAで見ている人たちは安本君の相手誰やねんみたいな感じやと思うので。そう思っているヤツら、僕が負けると思っているヤツら、みんな全員ちゃんと見とけって感じです。ほんまに。ちゃんと見といてくださいね」と番狂わせを見せてやると言い放った。

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