『BreakingDown』は「バカ発見器」だという持論を展開した青木真也(C)ABEMA
2022年11月19日(土)シンガポール・インドアスタジアムにて開催されるONE Championship『ONE 163: AKIMOTO VS PETCHTANONG』で、ダゲスタンのハビブ・ヌルマゴメドフ門下生のザイード・イザガクマエフと対戦する青木真也が、ABEMA格闘CH公式YouTubeチャンネルにて『BreakingDown』について語った。
青木は「バカ発見器ですよね。素晴らしい装置だと思うよ」とし、「俺はそれが格闘技の範疇であるとか範疇でないみたいな話をすれば、格闘技の範疇だと思うよ。競い合いの範疇なんでしょ。格闘の中の範疇なんでしょ。でも、俺は競い合いじゃない」と、自分がやっている格闘技とは別物だと断言。
「華を持たせるような言い方するのは本意じゃないけれど、“線で見せる”とか“生き方見せてやる”みたいなところだったら、1分でやってるヨカタ(素人)の方があるのかもしれないよ」と『BreakingDown』の方が上回っている部分もあるかもしれないとしながらも、「でも奴らはプロじゃないから。プロじゃないから成立させられないし、何かが起こってもそれをつなげていけないっすよね」と、プロのように自分でストーリーを転がしていくようなことは出来ないとした。
さらに「みんな今言うでしょ? 再生回数とか数字とか。馬鹿野郎って、何やってんだって。みんな主導権を取られちまっているんだ、格闘技が客に。プロ格闘技選手って主導権を取らせないってことでしょ。客のくせに何言ってんだって言えない作り手なんてプロじゃないですよね」と、プロとして自分自身でコントロールすることの重要性を説き、数字を気にするプロ格闘技選手を一刀両断。
そして「なんで俺が(BreakingDownに)一切触らないと言っているかというと、見分けが出来るかどうかが腕。見分けと見立ては別だから。俺はちゃんと見分けられてますから。ここと絡んだらダメだな、自分が失うなと見分けられてるわけじゃないですか。皇治の(YouTube)ところでこめおさんとご一緒させてもらって、皇治は馬鹿だから『青木さん、いっちょやってくれ』って言うから『俺やらない』って言ってキック(拒否)しましたからね。俺はちゃんと見分けてますから。そこはやらない」と、しっかりと区別していると語った。