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レポート

【UFC】メインでアマンダ・レモスがマリナ・ロドリゲスをTKO!「来週のストロー級王座戦のバックアップファイターをする」

2022/11/06 11:11
 2022年11月5日(日本時間6日)米国ネヴァダ州ラスヴェガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Rodriguez vs. Lemos』が開催された。  メインイベントは当初、バンタム級で15勝無敗のブライス・ミッチェル対16勝無敗のモフサル・エフエロフが組まれていたが、エフロエフが負傷欠場(※ミッチェルは12月10(日本時間11日)に12勝無敗のイリア・トプリアと対戦)。代わって、女子ストロー級3位のマリナ・ロドリゲスと、7位のアマンダ・レモスのブラジリアン対決がメインイベントに昇格している。  16勝1敗のロドリゲスは115.5ポンド(52.39kg)、12勝2敗のアマンダ・レモスが114.5ポンド(51.94kg)でともに計量をパスも、4選手が体重超過という歴代1位タイの不名誉な記録のなか、今大会は行われることに。  グラント・ドーソン、ベニート・ロペス、カルロス・カンデラリオ(※平良達郎のUFCデビュー戦の相手)、ラモーナ・パスクアルが体重超過し、ドーソンが出場給の30%、その他の3選手が20%を対戦相手に譲渡し試合は行われた。  メインカードでは、対戦相手のドーソンが体重超過したものの、リオ五輪グレコローマン75kg級銀メダリストで、MMA12勝無敗・UFC4連勝中のマルク・マドセン(デンマーク)に初黒星をつける一本勝ち。また、女子ストロー級では、ブラジルのポリアナ・ヴィアナが、元RIZIN、ROAD FCのジン・ユウ・フライ(米国)を1R TKOに下している。  また、日本の平良達郎が戦うフライ級では、タギル・ウランベコフ(ロシア)がネイト・マネス(米国)をハイエルボーギロチンで極めてティム・エリオット戦の敗北から再起を飾り、MMA戦績を14勝2敗とした。体重超過のカルロス・カンデラリオ(米国)は、英国のジェイク・ハドリーの三角絞めで2R 一本負けしている。 『UFC Fight Night: Rodriguez vs. Lemos』 2022年11月5日(日本時間6日)UFC APEX米国ネヴァダ州ラスヴェガス 【メインイベント】 ▼女子ストロー級 5分5R〇アマンダ・レモス(ブラジル)13勝2敗(UFC7勝2敗)114.5lbs/51.94kg[3R 0分54秒 TKO] ※左右ラッシュ×マリナ・ロドリゲス(ブラジル)16勝2敗(UFC6勝2敗)115.5lbs/52.39kg  女子ストロー級3位のホドリゲスと、7位のレモスが対戦。  ホドリゲスは、現王者のカーラ・エスパルザにはスプリツト判定で敗れるも、アマンダ・ヒバスを2R TKOに下すと、ミシェル・ウォーターソン、マッケンジー・ダーン、ヤン・シャオナンに判定勝ちで現在4連勝中。  対するレモスはストロー級では6勝1敗で、うち4試合をフィニッシュ勝利している。2019年12月から魅津希戦を含む5連勝をマークも、2022年4月のジェシカ・アンドラージ戦で一本負け。2022年7月にミシェル・ウォーターソンを2R ギロチンで極めて再起を飾った。今回、初の5R戦に挑む。  1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるレモス。ロドリゲスは右回りで左前蹴り。慎重な出足から、右ハイキックはレモス。顔面をかすめたロドリゲスは、押し返すと右を振るがスウェイでかわしたレモスはそこに右を狙う。  互いの右の蹴りの交錯でレモスが尻餅をつくが、すぐに立つと、詰めるロドリゲスは右の関節蹴りも、その打ち終わりに右ストレートを振るレモス。続く左ミドルもかわすロドリゲス。  徐々に詰めるレモス。ロドリゲスの右は遠間からもかわすレモスは右カーフキック。距離が詰まると首相撲からヒザも突く。左ジャブから右インローのレモスは、ロドリゲスの前蹴りをかわして詰めて左ミドルをヒット!  ロドリゲスも右インローを返すと、レモスは後ろ廻し蹴りは空振り。サウスポー構えにもスイッチするレモス。オーソに戻してロドリゲスの入りにワンツーを狙うと、ロドリゲスは左の跳びヒザ! それをキャッチしてボディロックしたレモスは小外がけを狙うが、前方に崩したロドリゲスが上に。レモスは下から右で脇を差してブザー。  2R、ともに右前蹴りから。先に詰めるのはまたもレモス。右回りはロドリゲス。レモスは左前蹴りを腹に。ロドリゲスの飛び込みに右を当てる。ロドリゲスの右ハイもかわすレモス。右で近づくロドリゲスに首相撲から支え釣り込み足的に崩したのはレモス! すぐにバックを奪うとリアネイキドチョークへ! まだアゴ上のロドリゲスは正対して下に。エゼキエルチョークを下から狙うが、外したレモスは上からハーフに。腕、肩を狙いながら細かくパウンドするとロドリゲスは下から密着する。  3R、細かいフェイントで前に出るレモスは左から前蹴り。さらに左を突くと、右ストレートを返すロドリゲス。ロドリゲスの踏み込みに右を狙っているレモス。さらに左ジャブ! ロドリゲスの右をかわして右から左を当てると、一気に前進。金網に詰めて大きな右、左、さらに右から左と6連打するとアゴが上がり棒立ちになったロドリゲスにレフェリーが間に入った。ロドリゲスは両手を広げて出来るとアピールするが止められる被弾ではあった。  試合後、レモスは「ほんとうに必死にやってきたし、相手もやり返してきたからこっちも行った。彼女の反応を見て、こっちも行けると思った。来週のニューヨーク(女子ストロー級タイトルマッチ・カーラ・エスパルザvs.ジャン・ウェイリー)でバックアップファターをやる」と宣言。セコンドのイズマイウらと記念撮影した。  ロドリゲスのUFC連勝は「4」でストップ。レモスは2連勝と再び連勝街道に乗った。 【コ・メインイベント】 ▼ウェルター級 5分3R〇ニール・マグニー(米国)27勝9敗(UFC20勝8敗)170.5lbs/77.34kg[3R 3分33秒 ダースチョーク]×ダニエル・ロドリゲス(米国)17勝3敗(UFC7勝2敗)170lbs/77.11kg 【メインカード】 ▼ヘビー級 5分3R─チェイス・シャーマン(米国)16勝10敗(UFC4勝9敗)255.5lbs/115.89kg[中止] ※パリジアンがドクターストップ─ジョシュ・パリジアン(米国)15勝5敗(UFC2勝2敗)265.5lbs/120.43kg ▼フェザー級 5分3R〇シャイラン・ヌアダンビク(中国)39勝10敗(UFC3勝1敗)145.5lbs/66.00kg[1R 1分07秒 TKO]×ダリック・ミナー(米国)26勝14敗(UFC2勝4敗)146lbs/66.22kg
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