ムエタイ
レポート

【ムエタイ】伊藤紗弥が体格差をものともせず1日2試合を勝って決勝へ進出、12月に決勝戦「必ずチャンピオンになります」

2022/10/31 23:10
 女子ムエタイ世界四冠王・伊藤紗弥(尚武会)が、2022年10月30日(日)タイで開催された『MUAYTHAI SUPER CHAMP』の-50kgトーナメントに出場した。  これは女子選手8名によるトーナメントで、4名ずつAブロックとBブロックに分かれ、Aブロック優勝者とBブロック優勝者が12月に決勝戦を行うというもの。  これまで45~48kgで戦ってきた伊藤にとって、50kgという階級は過去最重量への挑戦となった。 (写真)13cmも身長が高いフランス人選手に圧倒的なテクニックを見せつけた伊藤(伊藤紗弥のInstagramより) 伊藤はAブロックで出場し、1回戦でナンシー(タイ)と対戦。ナンシーは23勝14敗の24歳(伊藤は26勝5敗の23歳)で、154cmの伊藤よりも9cm高い163cm。積極的に前へ出た伊藤は右ボディストレートと右ローを軸に、右ローで相手の足が流れる明らかなダメージを与えての完勝(3分3R)。  準決勝では167cmとさらに長身のサバ(フランス)と対戦。サバは16勝11敗の16歳。伊藤はこの試合でも右ボディストレートと右ローで前へ出て、サバが前に出てくると前蹴りやジャブで押し返す。2Rは回り込みながらジャブ、右ストレート。3Rはステップで相手の蹴りをかわし、前蹴りと右ロー、左ミドルもしっかりとヒットさせ、体格差をものともしないテクニックと力強さで判定勝ち。Aブロックを制して12月の決勝戦へと駒を進めた。  伊藤は自身のInstagramにて「『スモール、スモール、勝てない』って馬鹿にされてたけど(笑)。しっかり勝ったこと、強い選手とやれて自信にもなりました」勝利を報告し、「必ずチャンピオンになります」と力強く宣言している。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア