スック・パランマイ2022年10月19日(水)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼126ポンド(フェザー級)契約 3分5R×シッラーガン・ランナーホームステイ(タイ)TKO 3R 1分31秒〇シモン・エイワスポーツ(エイワスポーツジム)
2022年10月19日(水)タイ・ラジャダムナンスタジアムにて開催された『スック・パランマイ』興行の第2試合で、吉成士門(リングネーム=士門・エイワスポーツ)がシッラーガン・ランナーホームステイ(タイ)と対戦した。
士門は、吉成名高の従兄弟で現在高校3年生(18歳)。アマチュアにて20冠を達成し、ルンピニースタジアムなどタイでの試合経験を積み、2020年7月に『BOM』でプロデビュー。10月の2戦目ではNJKFフライ級1位・誓(現NJKFフライ級王者)を圧倒して勝利するという新人離れした実力を見せ、12月の3戦目では天馬をKOしてWMC日本フライ級王座に就いた。そして4戦目では2021年2月の『NO KICK NO LIFE』で“平成最後の怪物”花岡竜との怪物対決で花岡にプロ初黒星を付けて"令和の新怪物"と呼ばれるようになる。11月にはWMCインターコンチネンタル・バンタム級王座を奪取した。タイでの戦績は11勝3敗、日本では8戦全勝。
シッラーガンはラジャダムナンスタジアムを主戦場にするムエカオ(首相撲とヒザを得意とするファイター)でラジャダムナンスタジアムのメインイベントにも何度か出場している。
1R、士門は右のミドルとローキックを中心に試合を組み立てるが、シッラーガンの左フックをもらい一瞬動きが止まる。このラウンドの掛け率はシッラーガンの10:9の賭け率で終わった。
2R、パンチで前に出る士門にシッラーガンが右のミドルキックで対抗する。士門も蹴り返すがシッラーガンの蹴りをキャッチする士門に対して、ギャンブラーは蹴りをカットをしない、次のラウンドから効いてくると予想。ギャンブラーの賭け率は5:3とシッラーガン有利となった。
3R、インターバル中に「カットをして、前に出ろ」というセコンドの指示を聞き、士門はカットをしながら強い攻撃をする。途中、相手の蹴りを掴み大きくシッラーガンを倒す。そして、その後シッラーガンの左ミドルを受け流し、士門の左のボディーブローが当たると、明らかに嫌がる素振りをしたシッラーガン。士門は一気にヒザとパンチでダウンを奪う。
(写真)同門のラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者・竜哉も勝利を祝福 なんとか立ち上がったシッラーガンではあったが、士門が左のボディーブローでまたもダウンを奪うと、レフェリーが試合を止めた。
士門は「応援して下さった、日本の皆様ありがとうございました。やはり、ラジャで試合をするのは、とても楽しかったです。来月、またすぐにタイで試合をしたいです」とコメントした。
また、同日の第6試合に出場した中学3年生の阿部焔(リングネーム=焔・エイワスポーツ)は判定で敗れた。
▼41kg契約 2分5R〇タワンチャイ・シットソーピッチャイ(タイ)判定3-0 ※49-48×3×ホムラ・エイワスポーツ(エイワスポーツジム)