左右ボディを中心にミット打ちを見せた風音(C)RISE
2022年10月15日(土)東京・大田区総合体育館『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』にて、RISEスーパーフライ級(-55kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで王者・大﨑一貴(OISHI GYM)に挑戦する同級1位・風音(TEAM TEPPEN)が公開練習を行った。
公開練習では左右ボディを中心に一発一発力のこもったドラムミット打ちを披露。渾身の右ストレートで那須川会長が大きく後退する場面もあった。以下、公開練習後の質疑応答。
圧倒して勝つつもりなんで、あんまり目離さんといて
「はい、良い感じです」
――今回の公開練習をパンチだけに特化した理由って何かあるんですか?
「いや別に特に何もないんですけど(笑)。あんまり意味はないですね」
――今回の公開練習も白鳥大珠選手と那須川龍心選手と一緒にやりましたけど、同じ日に同門の選手の試合があるとやっぱりジムの士気も違いますか?
「それはめちゃめちゃありますね。やっぱり一緒に出るっていうので追い込みタイミングも一緒やし、気持ちを上げていく分に関してはすごく刺激っていうと簡単な言い方になっちゃいますけどテンションは上がりますね。『後輩が一緒に出るから自分も負けてられない』って気持ちになるし、いいメンタル状態ですね」
「ありますね。一人じゃどうしても『ガーッ』ってなっちゃう時も周りの声とかそういうのはすごくチームとして盛り上げてくれるんで。
――すでにトーナメントで優勝してRISEのベルトを一つ持ってますけど、通常のチャンピオンベルトというのは価値観として別物ですか?
「ベルトがどうとかっていうよりかは大﨑選手が最後に残ってるから、それを倒して誰がほんまに一番強いかっていうところを見せたいっていう方が強いですね」
――風音選手にとってチャンピオンの大﨑選手はどんな存在ですか?
「いや別に特に何もないですね。ちゃんと試合に来てくれればそれでいいかなっていう」
「そうです。2年ちょいぐらい前やった時とは別人なので、大丈夫ですね」
――試合当日はどんなところに注目してほしいですか?
「どんなところにっていうよりかはもう圧倒して勝つつもりなんで、あんまり目離さんといて欲しいなっていうのは思います」
――この大会はビッグマッチが揃ってますけど、試合見てるだけでも風音選手のカラーがギラギラ出てるような感じになりますか?
「自分ではよく分かってないんですけど自然にそうなると思いますね、絶対」
――4月の那須川天心戦、6月の東京ドームのK-1との対抗戦に比べたらモチベーションっていう部分ではいかがなんですか?
「モチベーションそらめちゃめちゃありますよ、ずっともう上がり続けてますよ。やっぱその一個一個段階踏んで次に繋がってるわけなんで、ここ獲ったらまた何か違うものも見えてくるし、モチベーションはすごく高いです」
――大﨑選手のファイトスタイルとしての印象をお願いします。
「あんま変わってないなって思います」
――技術的なものについてはいかがでしょう?
「攻撃力とかはそれはみんな分かってると思うんですけど、強いし圧も強いですけどそれぐらいですよね。別にそれ以上何もないかなっていう」
――前回とは別人っていうお話もありますが、大﨑選手の成長度合いっていうのはあまり感じていないのでしょうか?
「強くなってるとは思うんですけど絶対僕の方は絶対伸びてると思うし、その差は全然違うんじゃないですかね」
――それはやってきた相手とか試合との向き合い方とかたくさん試合してきたからとか、どういったところからでしょうか?
「やってきたこともそうですし、格闘技に懸ける思いが違うっていうところは出るんじゃないですかね」
――以前から世界一になるためにやっているということを言ってますけど、そこについてはいかがですか?
「今回の試合は落とせないですよね。別にこの先のことを考えてるっていうよりかは、ここに勝ったらまた次が見えてくるっていうわけで絶対落とせないですよね。ここ勝ってRISEの53kgは俺の階級っていうのをみんなに分からせなあかん感じですね」
――この試合に向けて、もしくは前回のTHE MATCHが終わって新しく取り組んでいることや意識して練習していることがあれば教えてください。
「それはちょっと試合見て欲しいです」
――この試合のテーマを何か一つ挙げるとすると何になりますか?
「圧倒じゃないですかね」
――今回タイトルマッチですが、試合前の心境っていうのは普段と変わらないですか?
「心境は毎試合毎試合『勝つ』ってだけなんであんま変わらないですね」
――変わらないっていうのは自信とか何か理由とかあったりしますか?
「誰にも負けないようなことをやってるんで、そこに関してはどう意識するとかはなくて誰とやっても勝てるようなことを練習してるんでって感じですよね」
――(THE MATCHで対戦した)黒田(斗真)選手と交流があったと思うんですが、そこで得たものとかって何かありますか?
「がっつりやったっていうか、対戦した相手がジムに来て一緒に練習してくれるっていうのがあんまりないからそういう部分で一緒の空間でやってるだけで、例えとしてミットやってるだけでもその人よりも早くバテんのとか見せたくないし、苦しい顔してるの見せたくないし、そういう『負けたくない』って気持ちにこの時期にさせてくれたのは自分的にはすごく良かったですね」
――THE MATCHを見て風音選手のファンになった、今までの風音選手を知らない人達にどんな試合を見せたいですか?
「僕の中では見てる人の心に響くような試合ができると思ってるんで、そういうのを感じてもらいたいですね。他の人ではあんまり出せないようなところを出せるのが一つの僕の強みだと思うんで、そういうのを感じ取って貰える試合を僕はし続けていくからそこを見てもらいたいですね」
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
「RISEの53kgで誰が一番強いかっていうのをはっきりさせてたろうと思ってるんで、目離さんと楽しみに見ててください。よろしくお願いします」