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【RIZIN】クレベル・コイケが公開練習「牛久をサンカクで極める、1Rか2Rで一本勝ち」チャンピオンになったら「次は朝倉かな」=10月23日(日)『RIZIN.39』福岡

2022/10/13 15:10
 2022年10月23日(日)『RIZIN.39』(マリンメッセ福岡 A館)にて、「RIZINフェザー級タイトルマッチ」として、王者・牛久絢太郎(K-Clann)に挑戦するクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が、静岡県磐田の所属ジムにて、鈴木博昭(BELLWOOD GYM)、アラン・ヒロヤマニハととともに公開練習を行った。  同門のホベルト・サトシ・ソウザと3分の軽めのグラップリングスパーリングを行ったクレベルは、いつもと異なりトップからの動きや、アームドラッグからバックテイクなどの動きを披露。好調ぶりをうかがわせた。  米国アメリカントップチームでともに練習した堀口恭司もインスタライブを視聴するなか、クレベルはタイ・タイガームエタイ他での合宿で、ムエタイファイターとの練習に加え、ONE Championshipで10月22日にタイトルマッチを控えるファブリシオ・アンドラージ、さらにPFLで11月25日にトーナメント決勝戦に臨むブレンダン・ラウネーンやブルーノ・ミランダらとも練習してきたことを明かした。 「打撃面」では、左右にスイッチする牛久の跳びヒザやハイキックについて、「自分はいつも身体を動かして、彼の跳びヒザもハイキックも当たらない」とし、「フィジカル面」についても「ポーランドで試合をした相手はみんなもっと力あった。ボンサイにもマルキーニョス、サトシ、シュレック関根さん、みんな身体が強い。牛久だったらもう普通かな。『牛久、気をつけてね! これは試合で、MMA。ボディビルじゃないな。わかった?』」と、自信を見せた。  また、牛久が「クレベルより優っている」と自信を持つ「スタミナ面」についても「私はスタミナあるけど、まだ全部を見せていない。いつも一本勝ちで1R、2Rで終わっているから。スタミナは問題ない。みんな私のスタミナが落ちると考えているけど、落ちない。10月23日に、みんなそれを見る。でもスタミナを心配する前に、1Rか2Rで一本勝ち。心配しない。間違いない」と、劣ることはないとした。 『私は何が来るか知っている、しかし彼はこちらが何をするかを知らない』というクレベルは、極め手を「サンカク(三角絞め)。絶対、一本勝ちであなたに勝つよ」と予告した。“ボンサイ柔術の鬼神”は悲願のベルトを巻くことが出来るか。  公開練習に同席した同門の関根は、クレベルのスタミナ面について、「柔術時代から10分の試合を戦っている。すごいパワフルな相手にいつも序盤にポイントを取られても、最後の8分、9分になると、スタミナと勝負根性で逆転して勝っている。それは、いままでのRIZINの試合でもそう。最初に序盤で押されても、必ず勝っている。スタミナ面は絶対。牛久選手はフィジカルで優れている。でも普段の練習メンバーが、サトシ先生だったり、この俺の身体と練習して勝っているんだから、負けるわけがない。だからクレベルが勝つと思います」と太鼓判。  RIZINライト級王者のサトシも「クレベルはもちろん問題ない。極めとか打撃でも。この試合は2Rまで行くけど、絶対に極めると思います」と2R以内のフィニッシュ決着を語っている。  本誌含め2社が参加した公開練習後の囲み取材。試合を10日後に控えた、クレベル・コイケとの一問一答全文は以下の通りだ。 [nextpage] 朝倉、萩原と比べて牛久の打撃は安全。6試合中6試合が一本勝ちで自分の中での「トーナメント決勝」で絶対優勝する ──10月23日の牛久絢太郎選手とのタイトルマッチに向けて、現在のコンディションはいかがですか。 「もうすぐ試合で、今コンディションすごくいいけど。私、元気です。なんでも問題ない。元気あるよ、押忍。もうすぐ試合」 ──今回の試合プランは? 「プランは、勝つ。それが一番のプラン。私は寝技とか打撃、どっちでもいいから。いっぱい打撃(練習を)した。何でもできるよ。プランだったら、それだけ。勝つだけ」 ──牛久選手の跳びヒザやハイキックの対策はいかがですか。 「当たり前だね、それが牛久は上手。跳びヒザとかハイキック。でも、私は多分それは問題ない。なので、自分のスタイルはちょっと違うけど、みんな彼の跳びヒザやハイキックを正面で止まって打撃をやるけど、自分はちょっと違う。自分はいつも身体を動かして、彼の跳びヒザもハイキックも当たらない。それを気にしない。それが自信あって、問題ない。鈴木先生ともディフェンスを練習して、全然問題ない。大丈夫です」 ──これまで朝倉未来選手や萩原京平選手らストライカーと戦ってきて、牛久選手との打撃の違いをどう感じていますか。 「牛久は、彼はMMAが上手なところかな。彼は打撃もできる、レスリングもできる、寝技できる。でも、まあ彼の、危ない強さというのは無いな。それは彼が当たり前にMMAが上手で、全部上手。たとえば、彼はカウンターのパンチとか、サブミッションのポジションとかはあんまりない。それは私はセーフだから。前の朝倉はもっと危なかったけど、朝倉は前にカウンターパンチがあり、萩原も同じ、危ないポジションがある。牛久はそれが全然大丈夫です」 ──打撃は対牛久選手のほうが安全だと。 「まあ、安全。あんまり心配していない。大丈夫です」 ──クレベル選手の打撃もコーチする鈴木選手から見ていかがですか。 鈴木 クレベルは打撃もやっぱり強いです。もともと強いので、そんなに心配ないですね。(デフェンス)大丈夫、強い。もうほんとうに打撃でも寝技でもスクランブルでも彼は強いので、心配することはないかなと思います。MMAなので『100%』というのは難しいことも多いけど、それでも彼は掴み取ると思います。 ──クレベル選手から見て、鈴木選手の寝技のレベルアップはどう感じていますか。 「鈴木先生は、寝技すごいレベルアップした。練習頑張ってる。試合だけがまだちょっとできないけど。ちょっと緊張とかかな。レベルアップしているので見ててください、次(11月6日の『RIZIN LANDMARK 4』で青井人と対戦)は寝技で一本勝ちで勝つよ。マジに。レベルアップしているし、寝技のセンスがあるけど、試合だけまだ発揮できてない。彼は本当に大丈夫。次の試合で絶対大丈夫です」 ──クレベル選手が打撃で、鈴木選手が寝技で勝つと? 「私は一本勝ちです。RIZINでこれから6試合中6試合が一本勝ちになるよ、それは間違いない。絶対だよ。自分の中でのトーナメントファイナルで絶対優勝。一本勝ちで」 [nextpage] 『牛久、気をつけてね! これは試合で、MMA。ボディビルじゃない』『スタミナは落ちないけど、1Rか2Rで一本勝ち』 ──米国のATTでの練習後、タイでは誰と練習をしてきましたか。 「タイではいろいろな有名な選手と練習した。一番一緒だったのはいつも仲良い、ONE Championshipでタイトルマッチのファブリシオ・アンドラージとか、ROAD FCからPFLのブルーノ・Robusto(・ミランダ)と、あと打撃の選手といっぱい練習した。次のPFLのタイトルマッチの彼(ブレンダン・ラウネーン)ともたまに一緒に練習した。それにムエタイの有名選手がいっぱいいて練習しました」 ──今回のタイでの練習の目的はやはり打撃の強化? 「そう。タイに行ったらもっと打撃を直している。鈴木先生がいつも自分を助けてくれるけど、前に鈴木先生が怪我して長い休みになって。自分がタイに行ったら、打撃をレベルアップし、自信をつけたかった。いつもと違う人とも練習して。あと私、たぶんみんな知らないけど、タイで練習するのが大好きなのが、何でかというと、ブラジルにちょっと似ているから。近い。日本で言うと、すごい田舎、というか静か。自分がタイで練習するのはそれがめっちゃ大好きというのもあります」 ──ファイター達の予想で「クレベル選手が不利」という声もあります。牛久選手がクレベル選手の仕掛けを全部潰してスタミナで上回る、と言われていることについてどう感じますか。 「チカラは、関係ないね! 私は力は心配しない。前に何回もポーランド(KSW)で試合をした相手はみんなもっと力あった。たぶん、牛久だったら当たり前に身体は強い。力があるけど、普通。自分の毎日の練習で、マルキーニョスやサトシ先生やヒロ(ヤマニハ)だったり(シュレック)関根さん、鈴木先生、これが自分のチームで、本当にみんな身体が強い。牛久だったらもう普通かな。『牛久、気をつけてね! これは試合で、MMA。ボディビルじゃないな。わかった? 私、身体が細いけど、絶対パワーがある、絶対、一本勝ちであなたに勝つよ』。心配しないよ」 ──もし牛久選手が、一切グラウンドに付き合わなかったら打撃で戦う? あるいは寝技で逃さない自信がありますか。 「日本語だとちょっと分からないからポルトガル語で話すから通訳聞いて。Eu sei o que vem de la mas ele nao sabe o que vai daqui(『私は何が来るか知っている、しかし彼はこちらが何をするかを知らない』)。牛久はMMAは上手かな。でも、自分と同じスタイルの(選手と)彼はまだ戦っていない。私は同じようなスタイルの選手と何回も何回も戦ってきた。だから私、あんまり心配しない。分かる? 彼は打撃が上手? OK、レッツゴー。彼が力ある? 大丈夫、問題ない。分かる? 私もっともっとアグレッシブだから。たぶん、牛久は自分と同じタイプとまだ戦ってない。私、絶対ニュー・チャンプ(になる)。間違いない。私、絶対勝ちますよ。牛久が誰でもどうでも、寝技やりたい(なら)やる。打撃やりたい(なら)やる。何でもいい、MMAの試合(だから)」 ──MMAで勝つということですね。 「間違いないです」 ──牛久選手は「自分の方がスタミナで優っている」と、言っていました。その点はいかがですか。 「私はスタミナあるけど、まだみんな見てないな。まだ全部を見せていない。(いつも)一本勝ちだから。1R、2Rで終わっているから。私が戦うのにスタミナは問題ない。私は(スタミナが)落ちない。みんな私のスタミナが落ちると考えているけど、落ちない。10月23日に、みんなそれを見る。でもスタミナを心配する以前に、1Rか2Rで一本勝ち。心配しない。間違いない」 ──ちょうどこのインスタライブを堀口恭司選手が見ているようです。 「ホリグチさーん!」 ──最後は何で試合を決めたいですか。 「サンカクです」 ──チャンピオンになったら誰と戦いたいですか。 「(小さな声で)朝倉(未来)かな。(人差し指を立てて)シーッ。まだ分からないけど、チャンピオンになったら、誰でもいいよ」 ──榊原信行CEOが、次の王者への挑戦者が朝倉未来選手になる可能性を示唆しました。そのことについてはどう感じますか。 「RIZINはそれを(まだ自分に)言わない。でも私は1個ずつを考えている。自分の大事な試合がある。1個ずつを考えたい。当たり前に、これに勝てば大晦日できればやるか、分からない。とりあえずいまは10月に集中するだけ」 ◆関根“シュレック”秀樹「クレベルはスタミナ、柔術時代から10分の試合を戦っている。すごいパワフルな相手にいつも序盤にポイントを取られても、最後の8分、9分になると、スタミナと勝負根性で逆転して勝っている。これは、いままでのRIZINの試合でもそうだと思います。最初に序盤で押されても、必ず勝っている。スタミア面は絶対。牛久選手はフィジカルで優れている。でも普段の練習メンバーが、サトシ先生だったり、この俺の身体と練習して勝っているんだから、負けるわけがない。だからクレベルが勝つと思います」 ◆ホベルト・サトシ・ソウザ「クレベルはもちろん問題ない。極めとか打撃でも。この試合は2Rまで行くけど、絶対に極めると思います」
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