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【DEEP JEWELS】スーパーアトム級で本野美樹vs.須田萌里! フェザー級王者・東よう子がバンタム級で国際戦、PANCRASEのNORIが6年振りJEWELSでミッコと対戦、栗山葵vs.藤田翔子、長野美香vs.松田亜莉紗も=11月23日(水・祝)ニューピア

2022/10/08 17:10
 2022年11月23日(水・祝)、東京竹芝のニューピアホールで『skyticket Presents DEEP JEWELS 39』の開催が決定。9カードが発表された。 【決定対戦カード】 ▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R本野美樹(AACC)須田萌里(SCORPION GYM)  RIZIN女子スーパーアトム級相当の49kg契約試合。  本野は、東海大学柔道部出身で2010年の講道館杯では西田優香(2010年世界柔道選手権-52kg級優勝)に勝利するなど活躍。2019年3月の『HEAT』でプロMMAデビューを果たすと、同年6月の『DEEP JEWELS』で長野美香にデビュー2戦目にして判定勝ち。  3戦目で『ternal MMA 48』で現在UFC4連勝中のケイシー・オニール(豪州)に判定負けも、日本で3連勝。2020年12月の伊澤星花戦で日本人に初黒星を喫し、2021年6月のDEEP JEWELSストロー級暫定王座初防衛戦で伊澤星花に敗れ、王座陥落。  2021年12月大会でHIMEに判定勝ちすると、2022年3月大会でにっせーに1R 腕十字で一本勝ち。ここ2試合に続き今回もRIZINスーパーアトム級と同じ49kgで戦う。  同門の大島沙緒里がRIZINで浅倉カンナ、山本美憂を連続で撃破し、「RIZINに出るために彼女(本野)は49kgに落として圧倒的な強さを見せて勝っています。友情ごっこではなく同じ階級になってしまうので、いつか戦ってもいいと思っています。強いのにRIZINに出ていない。本野と一緒にRIZINに出て活躍することが今の私の目標です」と、その強さをプッシュするなか、本野も「ABEMA格闘チャンネル海外武者修行プロジェクト」でラスベガスのシンジケートMMAで約1カ月間の出稽古を敢行している。8カ月ぶりの試合で進化を見せられるか。SNSでは「強くなった自分を信じて全力で戦います!」と意気込みを記している。  対する須田は18歳の高校3年生。ブラジリアン柔術、グラップリングをベースに、2020年10月にプロデビュー。村上彩、佐々木萌に判定負けも、坂本美香に判定勝ちすると、2021年7月のDEEP大阪で樋田智子を腕十字に極めて一本勝ち。10月大会ではキャリアに優る音波に判定勝ち、12月大会では竹林愛留も1R、腕十字で勝利。2022年3月には青野ひかるからも腕十字で一本勝ちで5連勝。5月にDEEP JEWELSアトム級王者・大島沙緒里に挑戦もキムラロックに敗れた。  7月のRIZIN沖縄大会でにっせーに腕十字で一本勝ちで再起。9月のDEEP JEWELSでは村上彩に判定勝ちでリベンジを果たすと、「これからは、大島選手のアトム級のベルトにリベンジしたいです。私は負けて強くなると思っているので、またチャンスをください」とマイクアピールしていた。本野との試合決定に「対戦相手は強敵ですが、頑張ります。あと1カ月半しっかり練習して仕上げます」と投稿している。  ともにMMA7勝3敗。地力では本野に分があるが、須田は得意の前蹴りなどの打撃に加え、下からの極めのみならず村上戦でトップからのポジショニング、足関節などの攻めも強化している。大島にリベンジするためには、同じ柔道ベースの本野は超えるべき壁となる。本野にとっては、強い柔道の投げと押さえ込みに加え、北米合宿で学んだ打撃とケージレスリングでも差を見せたいところだろう。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS バンタム級 5分3R東よう子(リバーサルジム新宿 Me,We) ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット(Thongma GYM)  バンタム級戦。  東は柔道の元全日本強化選手。2002年全国高等学校選手権優勝、2003年フランスジュニア国際大会3位などの実績を持つ。2017年12月にPANCRASEでプロデビューし、5勝2敗でバンタム級1位に。2021年6月にDEEPでKINGレイナに判定勝ちすると、2022年5月の再戦でも判定勝ちし、DEEP JEWELS初代フェザー級王者となった。本野美樹との米国修行も経て、今回はバンタム級に戻して戦う。  対するダイヤモンドローズことティタパ・ジュンソークプランは、ムエタイで17勝8敗。柔道で2015年の東南アジア競技大会で5位、アジア選手権にも出場し、サンボでも2016年の清州世界マーシャルアーツマスターシップで2位になるなど、組み技の経験も豊富。2019年10月のDEEP JEWELSでは、体重超過したKINGレイナの代役として出場した中井りんと対戦し、1R腕十字で一本負けしている。コロナ禍のMMA戦績が不明で、3年ぶりの日本大会でどんな姿を見せるか。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS フライ級 5分2Rミッコ・ニルバーナ(AACC)NORI(PRAVAJRA)   フライ級では、現在PANCRASEで活躍中のNORI(※法DATEから改名/PRAVAJRA)が、2016年11月以来、約6年ぶりにDEEP JEWELS参戦し、ミッコ・ニルバーナ(AACC)と対戦する。  MMA4勝5敗1分のNORIは、PANCRASEで1勝2敗1分。鈴木万李弥にスプリット判定負け後、ライカに判定勝ちも、端貴代との女子フライ級 暫定王者決定戦で判定負けで戴冠ならず。2022年7月のPANCRASEで栗山葵の左にダウンを喫するも、ケージ首相撲で挽回しドローに持ち込んでいる。選手層が薄い女子MMAのなかで、DEEPとPANCRASEの交流によるマッチアップだ。  MMA3勝2敗のミッコは、2020年10月に58kgでプロデビューし、柔道出身のゆりなを2R、パウンドによるTKOに仕留めると、12月大会ではARAMIにも判定勝ち。3月大会では奈部ゆかりに判定負けも、2021年9月にはケイト・ロータスに組んで判定勝ち。2022年3月の前戦、DEEP JEWELSフライ級GP一回戦で杉山しずかに判定3-2で惜敗している。  異なる打撃を持つ両者。サイドキックや首相撲ヒザのNORIに対し、伸びるワンツーを武器とするミッコ。AACCでのトータルファイトに加え、今成柔術仕込みの足関節もどこまでポジショニングに活かせるか。NORIにとっては真価が問われるJEWELSカムバックだ。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS フライ級 5分2R栗山 葵(SMOKER GYM)藤田翔子(リバーサルジム新宿 Me,We)  フライ級戦。MMA3勝4敗1分の栗山は、DEEP JEWELSで杉山しずか、加賀谷花野、ケイト・ロータス相手に3連敗。続く2022年7月のPANCRASEでは、NORIから連続ダウンを奪うも、後半の組みに巻き返されてドロー。9月10日の前戦でAACCのTe-aに左の打撃とがぶりヒザ、トップからの攻撃で上回り、判定勝ち。  対する藤田はプロMMA2勝2敗。極真全日本女子軽量級2位の実績からアマチュアでキックルール1試合を含む6戦を経験。藤田大和とともに姉弟MMAファイターとして活躍し、2021年12月には、柔道出身のグラップラーゆりなを相手に判定勝ち。  2022年3月のDEEP JEWELSフライ級GP一回戦では、中井りんにローを当てるなど打撃で立ち会ったが、中井にテイクダウンされ、2RにパウンドでTKO負け。しかし、序盤のテイクダウンを切り、ケージレスリングで挑むなど、組みも進化したストライカーとして頭角を現しつつある。  サウスポー構えの栗山は左の強打、オーソドックス構えの藤田は蹴りも武器とするなか、ケージレスリングで攻勢に立つのはどちらか。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 5分2R長野美香(フリー)松田亜莉紗(BLOWS)  ストロー級戦。長野は小学生でレスリングを始め、名門・中京女子大学レスリング部時代には2002年ジャパンクイーンズカップ55kg級4位、2004年51kg級4位などの実績を残す。タレント活動を経て2007年12月にプロMMAデビュー。JEWELSには旗揚げ戦から出場し、石岡沙織と共に現在のDEEP JEWELSの礎を築く。2013年12月に一度引退するが、2016年に復帰。  2018年大晦日にはRIZINで山本美憂と対戦するも判定負け。2019年6月、本野美樹に敗れてMMAから遠ざかっていたが、2022年5月に再度復帰。ケイト・ロータスに2R、ギロチンチョークで一本勝ち。9月の前戦でも、柔術出身の井上智子を1R 腕十字に仕留めており、2連勝中だ。  対する松田は、小学4年生でリトルリーグに入団、中学はリトルシニア、高校で硬式野球を始め、2013年に女子プロ野球の京都フローラに入団。2013~2014年に女子プロ野球リーグのベストナインに選出され、2014年には外野手としてジャパンカップ個人賞を受賞。そして2015年に京都フローラがリーグの年間女王に輝き、松田は大会MVPに輝いた。2017年に格闘技転向のため引退。ハワイのHMCでMMAの練習をしてプロを目指していたものの、2019年に結婚・出産を経験し1年間産休。9月大会で念願の初試合を迎え、高校生のSarahに2R、腕十字で勝利を収めた。2022年8月のDEEP大阪大会では、毛利道場の和田千聖を1R、マウントからのパウンドで仕留めている。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 5分2RARAMI(MIBURO)万智(スポーツジム 67's)  6勝6敗、階級を越えて戦うARAMIは、2020年8月に栗山葵に判定勝ちも、伊澤星花、ミッコ・ニルバーナ、奈部ゆかりにいずれも判定負け。2022年7月の前戦でケイト・ロータスに判定勝ちで連敗を「3」で止めた。キャリアの差を見せるか。  柔道ベースの万智は、須恵樹季にスプリット判定勝ち、角田光優をリアネイキドチョークで極めるも、9月の前戦で同じく柔道出身の齊藤百湖(EXFIGHT)の打撃に判定負け。組みで腰の強いARAMIを相手をいかに強みを出せるか。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS バンタム級 5分2R熊谷麻理奈(Trister Gym)細谷ちーこ(ABLAZE 八王子)  赤沢幸典率いるTrister Gym所属で苦手の組みも強化する熊谷。2021年12月にぽちゃんZに判定勝ちすると、2022年5月のDEEPでゆりなにも判定勝ち。さらに7月には「Hoost Cup Kings」名古屋大会で立ち技回帰し、溝口孝湖に判定勝ちでベルトを巻いている。  細谷は、2022年5月のDEEP Tokyoでプロデビュー。ひしぬまjuicyさやかに判定勝ちしている。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS バンタム級 5分2Rゆりな(OOTA DOJO)ひしぬま JUCY さやか(術慧舟會 GODS)  ゆりなはキックも含むアマチュア3連勝も、プロデビュー戦でミッコ・ニルバーナに2R TKO負け。藤田翔子に判定負け。熊谷麻理奈とは1勝1敗も5月の2戦目で敗れている。  ひしぬまはぽちゃんZに2R TKO勝ちでアマ時代から2連勝も、5月に細谷ちーこに判定負け。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 54kg以下 5分2RMANA(フリー)谷山 瞳(BRAVE)  ともにプロデビュー戦。MANAは柔道弍段、BJJ青帯でアマチュア2勝1敗。谷山は「GRACHAN challenge Brave fight 28」でドロー、BreakingDownのオーディションにも参加している。
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