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【BOM】朝陽がIPCC世界フェザー級王座決定戦、WBCムエタイに続く世界二冠王を狙う

2022/08/30 16:08
【BOM】朝陽がIPCC世界フェザー級王座決定戦、WBCムエタイに続く世界二冠王を狙う

ONEでKO負けを喫した朝陽が再起戦。200戦超えのベテランであるペイムと世界王座を争う

 2022年9月23日(金・祝)東京・大田区総合体育館『Shimizu presents BOM OUROBOROS 2022』の追加対戦カードが発表された。

 IPCC(インターナショナル・プロフェッショナル・コンバット・カウンシル)世界フェザー級王座決定戦3分5Rで、朝陽・P.K.センチャイ(=品川朝陽/P.K.SaenchaiMuayThaiGym)とペイム・バンライカンケンドン(タイ)が対戦する。


 朝陽は吉成名高と共にジュニア時代から様々なアマチュアタイトルを獲得し、プロ転向後も強打を武器にMA日本フライ級王座、ルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座、ムエサイアム・イサーン・バンタム級王座などのタイトルを次々と獲得してきた。現在はBOMだけでなく、ONEと正式契約中の数少ない日本人ファイターの一人で2021年12月にONE初参戦を果たしたが、ジョセフ・ラシリに初回KO負けを喫して世界の壁の厚さを痛感させられた。今回はWBCムエタイ世界タイトルに続く、世界タイトル挑戦に向け闘志は漲っている。

 その朝陽と対戦するペイムはオムノーイスタジアムとタイのスーパーチャンプを主戦場にするフィームー(テクニシャン)の選手。戦績は200戦超えしているという。


 また、前回7月大会で激闘を繰り広げた末に引き分けたMIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)と喜多村誠(ホライズンキックボクシングジム)の両者が再び、WPMFインターナショナル ミドル級(72.57kg)王座を懸けて対戦することが正式決定した。


 JOEはアマチュアボクシングからキックボクシングに転向し、MMAにも挑戦した184cmの長身選手。2020年8月のKrushに初参戦すると、藤村大輔を相手に独特な柔らかい動きでパンチをかわし、右のストレート&フックをヒットさせての判定勝ち。12月の『スーパービッグバン』では神保克哉に判定で敗れ、2021年3月のK-1では木村“フィリップ”ミノルの代替選手として出場したEITOを2Rに右フックでKO。9月のBOMでは松島勲也に延長戦の末に判定負けとなったが、12月のBOMでクリスチャン・ジョセフを5Rに左ボディでKOし、第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王座に続きWMCインターコンチネンタルミドル級(72.57kg)王座を獲得して二冠王となった。


 喜多村は大学の空手部で主将を務めたのち、伊原道場に入門して2005年7月に新日本でプロデビュー。2011年10月に第4代日本ミドル級王者となった。2015年5月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座にも挑戦している。2018年10月、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者のT-98をヒジでカットし、TKO勝利。伊原道場から独立して最初の海人戦ではKO負けを喫したが、その後は3連勝。2021年7月にはBOMミドル級王座決定戦でJを破り王座に就いたが、12月のリマッチで敗れて王座を失った。2022年1月の『NO KICK NO LIFE』ではシュートボクシングの新鋭・璃久とドロー、6月の『ビッグバン』では現Bigbangスーパーウェルター級王者ジョージともドローとなっている。

 今年7月大会で同じWPMFインターナショナル・ミドル級王者決定戦で対戦し、ドローとなった両者。喜多村が「納得いかないのでもう1R延長お願いします」とアピールし、中川BOM代表が「タイトルマッチなので延長はありません。9月23日、もう一度、大田区総合体育館でどうですか?」と再戦を提案し、両者もこれに応じて今回の再戦が決定した。



 WMCインターコンチナンタル ウェルター級(66.67kg)王者決定トーナメントとして、KAZU(蒼天塾/GTジム)vs.誠(RANGER GYM)、与儀(真樹ジム沖縄)vs.森木一吉(K-Fit-Lab)も決定。WMC日本54.00kg契約3分3R延長1Rで奥脇 一哉(エイワスポーツジム)vs.Gang-G(ゴリラジム)、WMC日本70.00kg契約2分2R延長1RでJoe Isao(BOM SPORTS GYM 沖縄)vs.カイ・ショウブカイ(尚武会)も決まった。


 なお、WMC日本ライト級(61.23kg)タイトルマッチとして王者・羅向(ZERO)vs挑戦者・力也(WSR湖北)の一戦が決定していたが、力也が欠場となったため、ブッダルイ・ショウブカイ(尚武会)が出場。この試合はWMCライト級(61.23kg)世界ランキング査定試合として行われることになった。

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