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【RISE】会見を欠席した王者・大﨑一貴を挑戦者・風音が痛烈に批判「誰がホンマに一番強いのか、誰がホンマの王者なのかを目の前で見せてやる」

2022/08/29 18:08
 2022年10月15日(土)東京・大田区総合体育館で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』の記者会見が、8月29日(月)都内にて行われた。  RISEスーパーフライ級(-55kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rとして、王者・大﨑一貴(OISHI GYM)vs.挑戦者・同級1位の風音(TEAM TEPPEN)が決定。  大﨑はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」で準優勝。RISEには2020年2月に初参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2021年7月に開幕した「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では1回戦で石井一成を破って優勝が期待されるも、右足関節外果骨折で準決勝を欠場した。2022年3月に復帰戦で田渕神太に判定勝ち、8月にサンチャイをKOしている。戦績は35勝(18KO)5敗2分1無効試合。  風音はプロキャリア前半は関西を中心に活躍し、2019年3月にTEAM TEPPENに移籍。同年9月には元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利、2021年2月には元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者HIROYUKIに判定勝利と他団体王者キラーぶりを発揮。2021年の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では江幡睦、政所仁、志朗にいずれも“番狂わせ”の勝利を収めて優勝。今年4月には那須川天心のRISEファイナルマッチの相手に抜擢され判定2-0で惜敗したが、6月の『THE MATCH 2022』では黒田斗真に延長戦で勝利した。戦績は17勝(6KO)6敗。  会見で伊藤隆RISE代表は「RISEの中でもドリームカード。タイトルマッチはビッグマッチでやる予定ではなかったがビッグマッチにふさわしいカードだと思ったのでWORLD SERIESで組みました」と説明した。  王者の大﨑は体調不良のため会見を欠席。「今回の試合のテーマはエースの座の奪還です。53kgの王者は僕ですがTEH MATCH 2022に風音選手が選ばれたことにより一般の人にはRISEの53kgのエースは風音選手と思われているのできっちり勝って53kgは大﨑だぞということを証明したいです。元々自分が怪我をしてトーナメント(風音が優勝した昨年のDoAトーナメント)不出場となったので自分の手で取り戻しに行きます。それからもう一点。天心選手がボクシングに転向し、RISEの中でポスト天心に一番近いのは原口選手と言われていて、僕もそう思っていますが、先日のペットパノムルン選手との再戦を見て刺激を受け、僕も世界と戦いRISEを引っ張っていく存在になりたいと思いました。10月に風音選手に勝利したら世界のトップ選手を呼んでいただき、僕にもRISEの世界のベルトを懸けさせてください」とのコメントが読み上げられた。  これに風音は「また体調不良でお休みってことで。体調不良のことなのであまり言いたくもないんですけれど、あまりにも多いんじゃないかなって。THE MATCHに僕が出た時もなんで風音やねんってグチグチ言うてはりましたけれど、そういう要所要所の大事なところで穴を空けるのが原因なんじゃないですかね。マジでやる気あるのかなって思ってしまいますよね。僕はこれに懸けているので、RISEしかないので僕はホンマにガチのRISEというのを見せたろうかなと思います」と痛烈な批判。  ガチのRISEとはどういう意味かと聞かれると「僕はRISEで一番になるためにいろいろなものを捨ててきたつもり。その覚悟が違う、いろいろなものを捨てたという意味で言わせてもらいました」と、懸けているものが違うと答える。 (写真)2020年2月の初対決 両者は2020年2月に対戦し、その時は大﨑が2度のダウンを奪う圧勝を収めている。そのことについて風音は「大﨑選手はあまり変わってないなと前の試合を見て思った。僕自身は大﨑選手が怪我や何やらで出られない間に、普通の人では経験できないこともしたし、修羅場みたいものを潜ったつもりではいるので。あと1カ月半あるし、前やった時とは別人ですね。前回の反省点はいろいろありすぎてこれというのは…ほんまに全然別です。自分の試合を見たりすることがありますが、(今の自分とは)別すぎて反省するところしかないですね」と、大﨑は2年8カ月前と比べて変わっていないのに対し、自分は別人になっているとした。  その修羅場のひとつが6月の『THE MATCH 2022』でK-1の黒田と対戦したことであり、「試合までの過程であったり、メンタル面はめちゃめちゃ自信になりました。やりたくても出来ない人がいっぱいいた舞台やと思うし、その中で勝てたというのは気持ちにプラスになったと思います」と、メンタル面がさらに鍛えられたとする。  大﨑のコメントにはポスト天心という言葉があったが、風音は「もちろん自分にもそれはあります。でも僕は天心になりたいとかじゃなく、僕は僕なりのやり方でRISEを引っ張っていけたらと思っています」ときっぱり。 「誰がホンマに一番強いのか、誰がホンマの王者なのかを目の前で見せてやるので、ぜひ注目して欲しい。楽しみにしていてください」という風音は「圧倒的に倒す、というそれだけです」と宣言した。
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