MMA
ニュース

【PANCRASE】王者・北方大地「このベルトは僕の格闘家としての存在そのもの」×挑戦者・山北渓人「自分の強いところで戦い続ける」=7月18日・高田馬場

2022/07/18 07:07
【PANCRASE】王者・北方大地「このベルトは僕の格闘家としての存在そのもの」×挑戦者・山北渓人「自分の強いところで戦い続ける」=7月18日・高田馬場

(C)PANCRASE

 2022年7月18日(月・祝)『PANCRASE 328』東京・ベルサール高田馬場にてストロー級のタイトルマッチが開催。王座戦に向け、17日に前日計量をパスした王者と挑戦者が調印式で意気込みを語った。

「ストロー級キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ」(5分5R)として、第2代王者・北方大地(パンクラス大阪稲垣組)が、山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We)を相手に、2度目の防衛戦に臨む。

 北方は、2019年7月に砂辺光久を5R KOで下し、同級王座を獲得。2019年10月のONE Championshipでの猿田洋祐戦を経て、2020年11月にRIZINデビュー。57.0kg契約で竿本樹生に判定負け後、国が特定疾患難病に指定する「頸椎の後従靭帯骨化症(OPLL)」を発症していたことが判明。

 一時戦線から離脱するも、2021年12月の「PANCRASE 325」で復帰。宮澤雄大を相手に3R、右フックでTKO勝ちし、初防衛に成功。2022年3月の「RIZIN.34」大阪大会では村元友太郎に判定勝利を収めている。MMA20勝10敗1分。

 病気、結婚、父としての経験も積み、3月30日に31歳の誕生日を迎えた北方。前田吉朗が引退するなか、そのスピリットを継承するを稲垣組の新たな中心的存在として、王座を守るか。

 対する山北はMMA6勝無敗。レスリング王国・三重県出身。いなべレスリングクラブから専修大学レスリング部に進み、2018年東日本学生選手権(秋季)フリースタイル57kg級2位などの実績を持つ。アマチュアMMAでもしっかり下積みを経験し、2019年のMWJ杯フライ級優勝&MVP、同年アマチュアPANCRASE全日本選手権フライ級優勝など10戦10勝。

 満を持して2020年2月のネオブラッド・トーナメントストロー級1回戦でプロデビュー。大城正也、大塚智貴、谷村泰嘉を降し、優勝。2021年2月には「Road to ONE: 4th Young Guns」に参戦し、修斗世界8位(※現9位)安芸柊斗に2R、がぶりからのヒサを効かせてのパウンドでTKO勝ち。さらに、6月大会では尾崎龍紀を1R 腕十字に極め、10月には野田遼介にも判定勝利し、アマ時代からの戦績を16連勝としている。Me,Weで倉本一真らとケージレスリングも磨き、極めの強さも際立たせ、プロ7戦目で戴冠なるか。

北方「『ああ、やっぱり北方が絶対チャンピオンだな』と思うだけの日」×山北「極め技も打撃もしっかりやってきた」

――チャンピオン、挑戦者を前にして、どんな印象・どんな思いがあるでしょうか。

北方 無敗で上がってきてくれたことには価値があるんで。それはナイスかなって。でも、彼のファイトスタイルは多分、一般的にはあんまり面白くないタイプのスタイルだから、僕は面白くせなアカンから、ちょっとハードやなって(笑)。まあ、それもチャンピオン(の仕事)かなって。頑張ろうと思います。

――山北選手、挑戦権を勝ち取ってきた気持ちからお願いします。

山北 初めてのメインでタイトルマッチということで、ベルトを獲るんだったり、面白い試合をするんだったり、いろいろやらなきゃいけないことはいっぱいあるんですけど、ただ単純に、北方選手との試合がすごく楽しみです。

――チャンピオンの印象を教えてください。

山北 打撃も極めも組み技も、満遍なくできるタイプです。あと、試合を見ていて、すごく劇的な勝ち方をしている選手で、正直、すごくかっこいいなと思う選手なので。僕もそういう選手を超えてかっこいい選手になりたいです。

――チャンピオン、今の言葉を受けていかがですか。

北方 ちゃんと、ええとこ見とるなと(笑)思いますね。彼も、無敗のいい雰囲気してるじゃないですか。そいつをしっかり倒して、僕がさらにパワーアップしたチャンピオンになる。またデカくなっちゃうという。PANCRASEにとっても美味しいかなと思います。

――お2人にうかがいます。どんな部分が勝負のキーポイントになるでしょうか。

山北 僕はまだそんなにMMA歴があるとは言えないので、パラメーター的に言うと、綺麗な形になっていないと思います。劣る部分はあるんですけど、しっかり自分の強いところで、そこでずっと戦い続けて、しっかり極めを狙って行きたいですね。

北方 勝負のポイントはないですよ、別に。僕が無敗の彼をぶっ飛ばして、“ああやっぱり俺が強いな”と。みんなも“ああ、やっぱり北方が絶対チャンピオンだな”と思うだけの日やと思います。

――どんな形で試合を終わらせたいですか。

山北 今回、初めて5分5Rで25分間戦うために体力をつけて来たんですけど、その練習が無駄になるかも知れないですけど、早い段階でしっかりフィニッシュ。極め技も打撃もしっかりやってきたので、打撃でも、一本でもKO狙ってフィニッシュしたいですね。

北方 気持ちよくブッ飛ばしてあげます。

――PANCRASEのベルトを獲ることに対しては、どんな思いがありますか。

山北 正直、MMAを始める前は、PANCRASEのベルトがすごく欲しいってわけではなかったんですけど、まだ遠いですけど、実際こうやって見ると、メチャクチャかっこいいんで、欲しくてたまらないですね。

北方(このベルトは)とりあえず、今の僕の格闘家としての存在そのものなので、これを獲られると、僕の全てを否定されることになるので。僕にはけっこう背負ってるものがあるから、それを奪わせるわけには絶対にいかない。(このベルトは)僕そのものですね。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント