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【RISE】新ウェルター級王者の中野椋太がチャド・コリンズを迎撃、ムエタイ超強豪よりも優っているのは「バイブス」

2022/07/04 18:07
 2022年8月21日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA』の対戦カード発表記者会見が、7月4日(月)都内にて行われた。 「日本vs.世界」をテーマに行われる今大会では、日本vs.世界の4対4マッチが行われる。  スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、中野椋太(誠至会)vs.チャド・コリンズ(オーストラリア)が決定。  中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。RISE初参戦となった2019年7月、憂也に初回KOで勝利。10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。RISE2度目の参戦となった2020年2月にはスーパーライト級王者・山田洸誓に判定負けを喫するが、11月のRISEでは山口裕人から左フックでダウンを奪って勝利した。2021年7月にはWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得、11月のRISEではNKBウェルター級王者・蛇鬼将矢をTKOに降す。2022年3月、5月の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」で中島将志に判定勝ち、稲井良弥にKO勝ちして王座に就いた。戦績は21勝(10KO)6敗。 (写真)2019年4月、シュートボクシングで海人を判定で破っているコリンズ コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の『KNOCK OUT』で初来日し、KNOCK OUTスーパーライト級王者・不可思から右ヒジでダウンを奪い、判定勝ちした。4月にはシュートボクシングに参戦し、海人にも判定3-0(50-48×2、49-48)で勝利。その後もタイを中心に試合を重ね、今年5月にはルンピニーでジャック(タイ)に判定で敗れている。同階級で指折りの世界的強豪だ。戦績は50勝(25KO)18敗2分。  会見に出席した中野は「サワディカップ」とタイ語で挨拶すると、「地元大阪でコリンズとタイマンはるので思い切り盛り上げる」と意気込んだ。  コリンズの印象を聞くと「ワールドクラスやな、って印象です。毎日ワクワクしています。ずっと退屈やったので。僕はバックボーンがムエタイなので、(コリンズは)ムエタイの世界的選手を倒しているので楽しみです」とやる気満々。  世界に名を轟かせるコリンズに自分が優っていると思うところは何かと聞かれると「バイブスですね」と中野節を炸裂させ、会見場は笑いに包まれる。  また、5月にRISE王者になった際に『THE MATCH 2022』出場をアピールしていたが叶わなかったことについて聞かれると「過去のことなので全然興味ないです。今から新時代です。全員ここからよーいスタートです。天心君はリスペクトです。でも新時代は始まっちゃってるので。新時代はもう始まっています」と、那須川天心がRISEを卒業したことで新時代がもう始まっていると話した。  そして最後には「押忍カップ」と謎の言葉から「地元大阪で世界とタイマンはって、思い切り盛り上げて狼煙を上げます。ぶちかまします」と、テンション高くやる気満々なところを見せていた。  なお、コリンズからはビデオレターが届き「8月21日にRISEのWORLD SERIESで戦えることを誇りに思います。私をこの大会に選手として招待してくださった伊藤代表に心より感謝します。対戦相手ですが、動画を観ましたが非常に良いタイ・スタイルの選手なので、私との試合は良い試合になるでしょう。でも、左フックには気を付けます。日本の格闘技ファンの方々、いつもありがとうございます。皆さんのことが大好きです。日本に来るたびにロックスターのような気分になります。楽しみにしていてください。Shark(鮫=コリンズのニックネーム)が日本に来ます」とのコメントを寄せている。
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