2022年6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~RING OF VENUS~』の一夜明け会見が、26日(日)都内にて行われた。
第14試合の日本vs世界・3対3K-1女子ミニマム級3分3R延長1Rで、10戦無敗の高梨knuckle美穂(Y'ZD GYM)に判定3-0(30-28×3)で初黒星を付けたエリヴァン・バルト(トルコ)が出席。前夜の試合を振り返った。
「全世界のお手本になるような大会が終わり、女性がこの競技でいかに重要かを証明できたと思います。私は王者であり、自分に自信を持って試合に出て勝負しました」
一夜明けての心境を聞かれると「負けなしの選手に勝つのは凄くいい気分でした。自分に自信を持って、そして勝ちました」と笑顔を見せる。
「母国から応援メッセージが届きました。国の方から誇りに思っているとのメッセージをもらい嬉しかったです。日本からもいいメッセージが届いて嬉しいです。日本の皆さんは優しいです」と母国トルコからも反響があったようだ。
初めてK-1に参戦して「昨日いろいろな試合を見て、日本の選手は良い選手がいると思いました。特に最後のKANAはいいと思いました。見応えがあってみんながKANAみたいになったらもっと盛り上がると思いましたね」との感想。
試合では終始蹴りを多く出し、最後までスピードもスタミナも落ちないタフさを見せた。そのファイトスタイルの理由を聞くと「私は戦うことが凄く好きです。絶対に試合が早く終わって欲しいと思って戦いません。試合が長ければ長いほど幸せ。もっと戦える時間が欲しいくらいです。K-1でキックをいっぱい出来るのを幸福に感じます。キックすることが幸せです」と、試合が楽しくて仕方がないからだとした。
そして、まだK-1のタイトルがない女子ミニマム級でもし王座決定トーナメントが開催されたら参加したいかと聞かれると「この階級で一番いい選手だと思っているのは自分です。もう一度それを証明するために参加したいと思っています」と、その時はぜひ出場したいと語った。