ミット打ちでもアグレッシブなところを見せたマンフレディ。スピードが目立つ
2022年6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館で開催されるK-1初の女子大会『K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~』のメインイベントで、K-1女子フライ級王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)のタイトルに挑戦するスーリ・マンフレディ(フランス)が23日(木)都内にて公開練習を行った。
ミット打ちを披露したマンフレディはスピードのある左右フック、ミドルキックを矢継ぎ早に繰り出し、アグレッシブなファイトスタイルであることが分かる動きだった。
「調子はとてもいい。戦いがとても楽しみです」とクールにコメントするマンフレディ。格闘技を始めたのは8年前で、ボクシングの興味を持ったのがきっかけだったという。現在はタイに在住で「フランスでは格闘技の練習が出来る場所がなかったので、強くなるために、格闘技を本格的に始めるために移住しました」と話す。
頭突きありの過激格闘技ラウェイや素手ボクシングのベアナックルファイトなど、危険なルールの試合を好んで行い、「タイでは他の競技もやりましたが、素手でやる競技に興味があってトレーナーに自分からやりたいと言いました。もちろんグローブありと無しでは大きな違いがあります。パンチの威力、当てられた時のダメージや痛みが違います。しかし、グローブがない方が自由に試合ができて純粋な戦いという感じがするので私は好きです」と微笑む。
どんなスタイルで戦うのかと聞かれると「とても攻撃的なファイトスタイルです」と言い、「私は全てにおいて強いのでそれが私の強さです」と全てにおいて自信があるという。
KANAとは「3~4年前から戦いたいと思っていました。3~4年間待った今、KANAと試合が出来るのが嬉しくて夢が実現した気持ちでいます」と、以前からKANAと戦うことを望んでいた。「私がKANAのベルトを奪います」と王座奪取に自信を見せる。
「私が最強のファイターであることを日本のファンに見せたい」とし、33勝(20KO)9敗1分のKO勝ちはどの技でのKOが多かったのかと聞かれると「自分には特にこれが強いというテクニックがあるわけではなく、相手がくれたチャンスを活かします」と相手のミスを突くと答えた。また、戦いにおけるモットーは「前へ前へと進むこと」とした。
KANAは今回の試合で「失神KOを狙う」と宣言しているが、それを伝え聞いたマンフレディは「選手はみんなそう言う。後はリングで何が起こるかを見てください」と顔色一つ変えずに話す。