44歳の安彦と49歳のYO UEDAが対戦
2022年6月24日(金)東京・後楽園ホール『RISE 159』の追加対戦カードが発表された。
スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、同級3位・森香津眞(チームドラゴン)と英雄伝説64kg級アジア王者・マサ佐藤(WSRフェアテックス)が対戦する。
森は2018年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝を飾り、強烈な左ボディブローを武器に4戦4勝4KOと快進撃を続けていたが、2019年7月のスーパーライト級王座決定トーナメントで山口侑馬にKOで敗れ初黒星。同年11月にはプロデビュー戦の伊藤澄哉に敗れて連敗を喫した。しかし2020年2月に吉瀧光を2RでKOして復活すると3連勝、今年1月には実方拓海と引き分けた。戦績は7勝(5KO)2敗1分。
佐藤が一躍その名を轟かせたのは、2018年2月12日の『KNOCK OUT』で水落洋祐と打撃戦を繰り広げ、何度も顎を跳ね上げられながら耐え抜き、ヒジ打ちで大流血させて逆転TKO勝利を収めた一戦。KNOCK OUTスーパーライト級トーナメントでも準決勝進出を果たした。これまで英雄伝説64kg級アジア王座、西日本統一ライト級王座、蹴拳ムエタイ同級王座、DBS同級王座、RKA同級王座などを獲得。沖縄をベースに活動していたが、2021年2月から東京に拠点を移し、ウィラサクラック・フェアテックスジム所属となって様々な団体に参戦している。前戦は4月の『藤原祭』でバズーカ巧樹にTKOで敗れた。RISEには2度目の参戦となる。
-66kg契約3分3Rでは、今年2月に開催されたオープンフィンガーグローブマッチのみの大会『RISE FIGHT CLUB』でプロデビューを果たした安彦考真(Executive Fight 武士道)がプロ2戦目を迎える。
「年俸120円のJリーガー」として話題となった安彦は、2017年に全ての仕事を辞して若き頃に断念したJリーガーを目指し、翌年に年俸ほぼ0円で契約をつかんだものの2020年にはJリーガーを引退。格闘家に転身し、小比類巻貴之の元で練習を重ね2021年4月にセレブ格闘技大会『Executive Fight~武士道~』にてデビュー。アマチュアで3戦3勝の戦績を収めて2月のプロデビュー戦では元西武ライオンズの投手・相内誠との「野球vsサッカー」対決で初回KO勝ちを飾り、会場を大いに沸かせた。
その安彦の対戦相手となるのはYA-MAN率いるTARGET SHIBUYA所属のYO UEDA。5月14日に初開催となった40歳以上限定のアマチュア大会『RISE VOA』で1R 77秒で豪快KO勝利となったUEDAは試合後のマイクで「安彦選手と戦いたい。40代では自分が敵無しだと思っている」と宣戦布告。熱望していた安彦戦が決定し49歳でプロデビューを果たすこととなった。
そして、ナンバーシリーズでは初となるオープンフィンガーグローブマッチが行われることが決定。-63kg契約3分3Rで瑠夏(L-REX)とYU-YA(魁塾)が対戦する。
瑠夏は空手をバックボーンに右ストレートを武器とするファイターで、2017年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝の実績を持ち、プロ戦績は8勝(6KO)5敗1分。2019年3月の試合を最後にリングから遠ざかっていたが、2021年7月に復帰。しかし前回10月と連敗を喫している。今回は初のOFGマッチで白星を目指す。
対するは魁塾の激闘派YU-YA。過去にRKSライト級、double clutchライト級王座を獲得しているが、現在3連敗中と崖っぷち。2月のRISE FIGHT CLUBに続き2度目のOFGマッチに挑む。