MMA
インタビュー

【UFC】平良達郎、オクタゴン初陣を語る(後篇)「僕は格闘技に就職した。“もう22歳”UFCで勝ち抜くためには、もっと急がないと」

2022/05/31 11:05

TUFの扇久保さんを見て「こんな強い日本人がいるんだ」って。僕も──


(C)Zuffa LLC

──現UFC世界フライ級王者はデイブソン・フィゲイレードですが、手の怪我で欠場中で、7月31日(日本時間)の「UFC277」では1位のブランドン・モレノと2位のカイ・カラ=フランスがフライ級暫定王者のベルトをかけて対戦します。こういったトップ戦線を、これまでとは違う目で見ることになりそうですか。

「意識はもちろんしています。ちなみにUFC PIで結構モレノさんにはお会いしたんですけど、見た目通りの優しい方で。“モレノさん、勝ってほしいな”って。松根さんか岡田さんから聞いたのですが、扇久保(博正)さんも『モレノは凄いいいヤツ』と仰っていたらしく、本当にその通りの方です。カラ=フランスは、直近のアスカー・アスカロフ戦は自分が観ていた限りでは判定でアスカロフが勝ったかと思っていたんですけどね……。とはいえ次の試合どちらが勝つかは読めないので、楽しみにしているという感じです」

──この2人もですが、ランキング4位にはアレッシャンドリ・パントージャがいて、扇久保選手も出ていた「The Ultimate Fighter 24」出身選手がトップ5コンテンダーであることもモチベーションにつながっていますか?

「扇久保さんが、TUFのあの環境で1週間おきに減量して、優勝はできなかったけれども、それでも準優勝という成績を残したということは、本当にすごいですし、リスペクトしているんです。自分自身ラスベガスで練習をして、今回は試合が延期になったことで2週間後にまた減量をするという経験してみたこともあって、改めて本当にキツいことをやられていたんだな、と実感しました。しかもお一人で、です。僕が扇久保さんの試合を観たのはアマチュアの時にジムで松根さんが『これが扇久保って言うんだよ』と教えてくれて、一緒に応援するようになって“こんな強い日本人がいるんだ”って思ったところからだったので、あのTUFシリーズに出ていた選手がいま上位にいることで、やっぱり“戦ってみたいな!”という気持ちにはなります」

──分かりました。今日は帰国後のお疲れのところ、ありがとうございました。最後に『ゴング格闘技』読者にもメッセージをお願いします。

「応援、ありがとうございました。お陰様で無事、UFCの初戦で勝つことができました。今月発売の『ゴング格闘技』にもインタビューが掲載されていますので、ぜひ読んでみてください!」

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