記者会見でバチバチに火花を散らした永尾(左)とERIKO
2022年4月24日(日)東京・後楽園ホール『RISE 157』の前日計量&記者会見が、23日(土)都内にて14:00より行われた。
第2試合のミニフライ級(-49kg)3分3R延長1Rで対戦する、ERIKO(TKDJ市川式/同級6位)は48.75kg、永尾音波(AACC)は48.95kgで計量をパス。その後の会見で舌戦を展開した。
ERIKOは、普段は派遣OLで、ダイエット目的で3年前からキックボクシングを始めた。2019年9月の『RISE』でプロデビュー。同じくプロデビュー戦のAKARIに判定3-0で敗れたものの激しいファイトを展開。その後は山岸愛子に初回TKO勝ち、アリスとオンドラムに判定勝ち、山上都乃をヒザ蹴りでKOと4連勝を飾ったが、2021年2月に真美に敗れて連勝はストップ。4月には紗彩に勝利するも6月のシュートボクシングではMISAKIに敗れた。8月のKNOCK OUTでは、3月12日にぱんちゃん璃奈と初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座を争った喜多村美紀から勝利を収めている。6勝(2KO)4敗の戦績を持つアグレッシブスタイルの女子。
対する永尾はRISE初参戦となるMMAファイター。高校生でプロデビューし、川村虹花とKAIに判定勝ちも、さくらと中村未来に判定負け。2020年12月に坂本美香に判定勝ちしたが、2021年6月に竹林愛留、10月には須田萌里に判定負け。2021年12月にはキックボクシングルールに挑戦し、女子キックボクサーの山口遥花と引き分けている。かつて川村虹花からダウンを奪ったハイキックを武器に、立ち技のRISEに殴り込みをかける。
ERIKOは「明日は倒しに行くことしか考えてないです」、永尾は「AACC所属のMMAファイター永尾音波です。明日は初参戦なのでインパクト残して勝てるように頑張ります」とそれぞれ挨拶。
続いて対戦相手の印象を聞かれると、ERIKOは「トレーナーと一緒に試合動画を見たんですが、打ち合う時に組み付いちゃって面白くなくて最後まで見てないですね。明日は打ち合ってくれるんですか?」と永尾に問いかける。永尾は「全然打ち合います」と答え、ERIKOは「本当ですか? じゃあ楽しみにしています」と鋭い視線を投げかける。
その後に永尾は「なんかプロの試合なのにガチャガチャしているイメージがあって、全然打ち合いなら勝てるので打ち合いたいと思います」とERIKOとの打ち合いに自信を見せた。
MMAファイターの永尾がなぜRISEに参戦したのか。永尾はその理由を「RISEのミニフライ級が凄い盛り上がっているというのを見たので、私がそこに入っていきたいというその気持ちで参戦させていただきました。ランキングを見たら、今回戦う選手が一番下だったのでとりあえず下から順に倒していけたらなと思います」と、RISEミニフライ級を侵略すると言ってのけた。
これにERIKOは「楽しみにしています」と永尾に向かって言い、MMAファイターを迎え撃つ気持ちを聞かれると「うーん、いつも通りって感じですね」と平常心。
最後に両者は、「明日は一方的な試合になると思うのでお楽しみに」(ERIKO)、「ぶっ倒します。応援してくれる人に面白い試合が出来るように頑張ります」(永尾)と最後までバチバチだった。