2022年4月17日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT vol.3』の前日計量&記者会見が、16日(土)都内にて正午より行われた。
メインイベントのスーパーファイトKNOCK OUT-BLACK -58.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する、龍聖(TRY HARD GYM)は渋滞のため計量開始から30分遅れて会場に登場。リミットジャストの58.0kgで計量をパスし笑顔を見せた。メディ・ジライフィ(スペイン)もまた58.0kgジャストでパス。明日のゴングを待つばかりとなった。
昨年10月に銀次を下しKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座を獲得した龍聖が、約半年ぶりのリングに登場。龍聖は「明日はしっかり倒して絶対に勝ちます」とシンプルな言葉で必勝を宣言した。
一方のジライフィは、元ISKA世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコ(現ウクライナ・キーフ市長)が日本のリングで過去に戦っていることに触れ「尊敬している選手が試合をした日本に来られて感動している」と、初来日に喜びを見せる。そして龍聖のKO宣言には「必ず3RまでにKOして国に帰ります」と真っ向から応戦。明日の決戦を前に早くも火花を散らす。
対戦相手の印象を問われると、ジライフィは「龍聖は全勝。いい試合をYouTubeでたくさん見てきた」と実力の高さを評価。その上で「私もフランスやイタリア、ヨーロッパ全土で試合をしてきた。日本での試合も全く問題ない」と、積み重ねた強豪との対戦経験を踏まえ“問題なし”と切り捨てた。この一戦に勝利すれば、KNOCK OUT王座への挑戦へ大きく近づく。ジライフィは「今回はKOで勝つために来ている。ベルトの挑戦権はいただく」と、王座奪取に繋がる勝利を誓った。
それを受けた龍聖もまた「いい目をしている。明日が楽しみ」とジライフィの気迫を称賛。王座を視野に入れるという挑発へも「外国人はみんなそう言うので、なんとも思いません」と意に介さない。試合展開の予想に「大技だけしっかり気をつける」と攻撃力を警戒する姿勢をみせつつも「気持ちを折って倒します」と、圧倒的なKO勝利を予告している。
最後にジライフィは「私の故郷であるモロッコにいいニュースを届けたい」と勝利を誓い、龍聖もまた「自分が最高の試合をして明日一日を締めます」とメインイベンターとしての責務を果たすと宣言した。
なお、この一戦の勝者には、講談社「イブニング」誌で「創世のタイガ」を好評連載中の漫画家・森恒二氏より、「創世のタイガ賞」としてWINボーナス30万円が贈呈されることが発表されている。KNOCK OUT公式HPより