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【RIZIN】「負けのスタートからで良かった」榊原CEOが貴賢神のポテンシャルを高評価も「2戦目の準備が出来たら手を上げて」

2022/04/16 20:04
 2022年4月16日(土)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで開催された『SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが大会を総括した。 「いぶし銀と言ったらあれですけれど、豪快な形でシュレック関根選手が切って捨てるような、プロの世界、総合格闘技の世界の厳しさを大相撲から転向してきた貴賢神に見せつける試合も素晴らしかったですし、久しぶりに外国人選手が戻ってきたことで風景が変えられ感じがしています。ひょっとすると日本人の中での圧力とかスピードとかで世界のトップアスリートたちとの戦いの場から空白の時間がある中でそういう部分のアジャストをこれからしていかないと、同じ階級でもパワーの差を感じるような展開、これは常に外国人選手との戦いというフィジカル面の差が出る展開が過去も多かったですけれど、今回も圧倒的なスピードとパワーに矢地選手が飲み込まれたなと。ただ、外国人選手がいることで我々が目指すワールドワイドな空気を作り出していける、プロモーター的にはそんな喜びを感じる、会場の中の熱もファンの人たちの声援も大きく、満員にはならなかったですけれども1日目としはしっかり手応えを感じられたと、そう思っています」  第7試合の無差別級5分3Rで注目のデビュー戦を行うも、2R3分49秒、関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)にTKOで敗れた貴賢神(フリー)については「可能性は十分に感じるものでした。まだまだだなと感じながらも、あの巨体で過去の大相撲から転向してきた選手が最も苦戦するのはスタミナだと思うんですね。すり足を直すことから始まって。その中で腰を据えた戦いをすることが出来るポテンシャルを見せたかなと。  ただグラウンド状態でのレベルは全く穴がある状態だと思うので、そこをしっかり克服しながら、セコンド陣とも終わった後で少し話をしましたが、当初彼らが思い描いていた展開と本人が実践できるかというと思った展開にはならなかったことを悔しがっていましたが、そういうものだと思う。経験をしっかり積んでいく、若いですし可能性は十分ある。負けのスタートからで良かったんじゃないのかなと、そう思っています」と、そのポテンシャルと将来には可能性を感じたと評する。  しかし試合後に貴賢神が、デビューの時期が早まったことや、もっと体重を落として試合をするつもりだったことを打ち明けたことを聞くと、「だったら断ればよかったんです。終わってからの言い訳は聞きたくないので。1年でも2年でも海外へ行って、次の2試合目まで僕らオファーしませんから、ゆっくりトレーニングして準備できたら手を上げてください」と、自分が満足いく状態になったら2戦目を組むと厳しい口調で答えた。
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