リベンジへ向けて「闘志に火が着いた」状態の浜崎。リベンジ&王座死守なるか
2022年4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.35』に出場する選手の個別インタビューが、15日(金)都内にて行われた。
第8試合のRIZIN女子スーパーアトム級(49kg)タイトルマッチ5分3Rで、伊澤星花(K-Clann)の挑戦を受ける王者・浜崎朱加(AACC)がインタビューに答えた。浜崎は昨年大晦日にノンタイトル戦で伊澤にTKO負けを喫しており、これが防衛戦でありリベンジマッチでもある。
2連敗したら…というプレッシャーはちょっとあります
「前回負けてリベンジマッチなので凄く楽しみだし興奮しています」
――防衛戦だが挑戦者としての気持ちが大きい?
「そうですね。どの試合もそうですが今回は特にそうです」
――金髪は?
「ちょっと気合い入れようと思って。特に意味はないんですが、なんとなく元に戻そうかなって感じで。ずっと黒だったので」
――コスチュームが黒で髪色も合わせていたと思うが、今回コスチュームの色も変わる?
「変わりました。前も使っていた赤と黒にして。やっぱり好きな色にしようと思って」
――対戦相手の印象は?
「前から変わらずで、極めも強くてアグレッシブでオールラウンダーな選手だと思っています」
――どんな試合展開になるとイメージしている?
「打撃もやりたいし寝技もやりたいので、相手の得意なところに付き合わずしっかり自分のやりたいことを遂行したいと思います」
「見てないです」
――その時に「15分間戦い続けたい。やりたいことをたくさんやりたいから」と言っていた。
「同じですね。フルラウンドやるつもりでこっちもやるし、試したいことを試したいし。同じですね」
――常勝王者は一度負けると進退を問われることが多い。浜崎選手も現状そうだと思うがプレッシャーはあるか?
「そのプレッシャーは全くないですけれど自分の中でも連敗というのはしたことがないですし、その点での2連敗したら…というプレッシャーはちょっとありますが、これで負けたら引退とか勝ったらどうとかは感じてないです」
――プレッシャーがあるのは意外。
「なくはないですよ。どの試合でも」
――敗戦で得たことは?
「練習もこれまで何となくじゃないですけれど意識が足りていなかったとのかなと凄く感じたし、練習の中での取り組み方が変わったのは凄くありました。そこが一番ですかね」
――若い人が出て来て自分の闘志に火が着いて、現役が伸びると思った?
「あまり意識はしてないですけれど(笑)。負けたことで闘志に火が着いたので、そこは本当に良かったかなと思います」
――(師匠の)藤井恵さんから今回特別に言葉をかけられたりとかは?
「試合2週間前に一度AACCに練習を見に来てくれて、その時にいろいろアドバイスをいただきました」
――激しさの中に冷静さを保ち続けることをテーマとして掲げていた。その冷静さを保つために心がけてきたことはある?
「ないですね。試合になるとアツくなってしまう場面がけっこうあるので、そこは自分次第だと思っています」
――最後の水抜き前だと思うが、いつもより口調もハッキリで減量は上手くいっている?
「減量はめちゃくちゃラクで。いつもラクですが今回はさらにラクで。食べているし元気です」
「試合は正直1回見たくらいであまり見返していなくて。藤井さんがけっこう見てくれて、この動きはこうした方がいいよとアドバイスをくれました」
――コンフェッションで藤井さんとスパーリングをしていた。あれは久しぶり?
「広島に行ったり、藤井さんが来てくれた時はやりますが、あそこまでガッチリ何本もやったのは(藤井の)現役の時以来かもしれません。いろいろ教えてくれました」
――打撃がひとつのポイントになるかと思う。打撃の技術や力を発揮できそう?
「もちろん寝技も得意ではあるけれど、打撃も練習してきたことをもっと出したいので、もっと出せればなと思います」
――勝負決めるポイントは?
「寝技じゃないですか、最終的には。だと思います」
――ダイレクトリマッチで気持ちの部分の違いは?
「私も初めてなので…勝っていればアレですけれど負けているので、ベルトを持っているので気持ちがラクではないですけれど、いつもより気合いが入るというか燃えているというか、凄くやる気があります」
――挑む気持ちとやり返す気持ちか、それとも守る気持ちか、どの感情が一番強い?
「守る気持ちはなくて、挑戦するのとやり返すって気持ちが強いですね」
――MMAのリベンジは簡単なことじゃない。それでも燃えるものが大きい?
「初戦とは全く違う気持ちなので、そこは自分でもどうなるか楽しみですね」
――タイトルマッチが3試合。他のタイトルマッチを意識する部分は?
「特にそこはないです」