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【RISE】AKARIとの3度目の対決に臨む宮﨑若菜「ここを超えないと先に進めない。ここで負けたら終わりと自分にプレッシャーをかけている」

2022/04/11 20:04
 2022年4月24日(日)東京・後楽園ホール『RISE 157』にて、「第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント」準決勝でAKARI(TARGET)と対戦する宮﨑若菜(TRY HARD GYM)が11日(月)神奈川の所属ジムで公開練習を行った。  宮﨑は2分間のミット打ちで力強いワンツー、左ボディ、左ミドル&ローを披露。公開練習をするのは初めてとのことで「なのでワクワクしていて緊張もちょっとありました。妹(宮崎小雪)とか(平岡)琴ちゃんとかがジムでやっているのを見ていたので憧れがあって、実際にやってみてこんな感じなんだと感動もあります。不思議な感覚です。自分も他の選手の公開練習を見ているので不思議な感覚でした」と笑った。  今回のトーナメントは3月15日に引退を発表した寺山日葵(TEAM TEPPEN)の王座返上を受けて行われるもので、寺山の突然の引退には「前日くらいに寺山さんが会見を開きますと発表していて、あまりいい予感がしなかったというか。何か大事な発表があると思っていて最初はベルト返上だと思っていたんですよ。そうしたらまさかの引退で。戦ってみたかったので残念な気持ちもあったんですが、寺山さんが決めたことですし本人の意思が一番大事なので、とりあえずお疲れさまでした、と。第二の人生が素敵なものになりますようにと思いましたね」との想いを話す。  今回対戦するAKARIとは2019年11月と2021年3月に2度対戦。いずれもAKARIが勝利しているが、宿命のライバルとして3度目の対戦を迎えることになった。 「AKARI選手と決まった時は“またか”って正直思いました。さすがに周りからしても『またやるの』って感覚だと思うんですが、私の唯一の負けが2戦ともAKARI選手なので、ここを超えないと先に進めないのもあるし、ここで負けたら終わりとプレッシャーをかけているので超えないといけない相手だと思っています」  3度目の正直を狙うとし、「他の試合で結果を残しても自分の中でAKARI選手に負けているのがどうしてもあるので、ここを超えない限り先につなげていくのは厳しいだろうなと自分に言い聞かせているので必ず勝ちます」と、必勝を誓う。  2度目のAKARIに敗れて以降は大倉萌とerika(=名前の後ろにハートマーク)に勝利している宮﨑。「自分自身ではあまり分からないですが、周りの方に一戦一戦強くなっていると言葉をかけてもらって。周りから言われて実感することが多くて。何が急激に成長させてくれたかは分からないですが、ジムのみんながサポートしてくれて、私一人では難しい戦いでもチーム一丸となって戦うのでそこが一番大きいのかなと思います」と、チームの力が大きいとした。  タイ人コーチのノッパデッソーンの存在は「いつも親身になって対策をたててくれるし、試合前の自信につながるひとつの理由です」とし、妹で5連勝中のRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪の存在は「いつも一緒に練習していて、傍でお互いを見ていますが凄い練習するんですよ。私も負けていられないし、王者がこれだけ練習するんだから私はもっと練習しないといけないと思います」と刺激になっている。  3度目の対決には「AKARI選手と2回やっているからこそ分かるものがあるので、前回の反省点をしっかり詰めていったり、3月(前回のAKARI戦)の動画を見直してAKARI選手の欠点を詰めていったり。あと自分自身を研究して自分の弱い部分を埋めていっているので、前回よりはさらに成長した部分が見せられるんじゃないかなと思います」と、研究に研究を重ねて臨む。  過去2回敗れた要因は「距離感。AKARI選手がリングの中心で戦うことが多かったなと思って。私の方が身長が低いので入りづらい部分が何回かあって、そこでAKARI選手が優勢に立ったと言うか。ポイントの取り方とかも3分3Rを上手く使っていたなと思いました」と分析。  そのうえで「練習でAKARI選手対策もしているし、自分自身の悪いところを詰めて練習しています。ジムでもいろいろなタイプの選手がTRY HARDにはいるので、身長が高い大きい選手と対人練習を多くしたりとか。ありがたい環境にいるので、いろいろな人に協力してもらいながら練習しているところです」と、AKARIの一番の武器であるリーチ対策も今回は練っているようだ。  AKARIは12月にerikaに敗れており、「あの試合は実際会場で見ていてお互い強かったし、erika選手はサウスポーだったので動画も見させていただいています」と、参考にしているという。  2月のerika戦では接戦の末に勝利をもぎ取るも、伊藤隆RISE代表からは試合内容について厳しい評価もあった。そのことを聞かれると「周りを納得させる勝ち方が出来なかったのは自分の実力不足だと思うので、しっかり受け止めて次に進んだって感じです」と自分の中で消化したようだ。  しかし、今回のAKARI戦では「内容にも拘りたいですけれど、今回は勝ちに徹しようと思っています」と何が何でも勝ちに行くという。「まずは結果が一番大事だと思うので、KOというよりは判定でもいいので勝ちに行きます」とする。  そして「勝つ・勝たないでこの先大きく変わると思うので、自分自身に毎日プレッシャーをかけながら試合へ向けて過ごしています」との覚悟を語った。
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