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【K-1】“狂拳”竹内裕二が5年7カ月ぶりに復活、SATORU成合とバチバチ強打者対決

2022/03/02 22:03
【K-1】“狂拳”竹内裕二が5年7カ月ぶりに復活、SATORU成合とバチバチ強打者対決

“狂拳”竹内が長い眠りから目覚め、同じ強打者の成合と復帰戦を行う

 2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5』の第3弾対戦カード発表記者会見が、3月2日(水)都内にて行われた。

 スーパーファイトの-61kg契約3分3R延長1Rで、“狂拳”竹内裕二(菅原道場)とSATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)が対戦する。


 竹内は1983年8月13日生まれの38歳。2004年6月にプロデビューし、第8代MA日本スーパー・フェザー級王座・第2代WMAF世界スーパー・フェザー級王座を獲得。2009年5月のKrush初参戦では当時“-60kg最強”と言われた山本真弘を左フックでKOし、一躍その名を轟かせる。その後は"狂拳"の名の通り、Krushを中心に衝撃的な試合を連発。2011年4月の初代Krush-60kg(現スーパー・フェザー級)王座決定トーナメント準決勝では野杁正明とダブルダウンノックダウンのあと、左フックで野杁をマットに沈める格闘技史に残る名勝負を演じた。2016年9月のK-1代々木大会を最後にリングから離れていたが、今回約5年7カ月ぶりに復帰する。戦績は27勝(13KO)13敗2分1無効試合。


 迎え撃つ成合は2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。2020年11月のK-1福岡大会ではベテランの山本真弘から勝利を奪い、2021年3月のKrushでは西元也史に2RでKO負け。7月のK-1では山本直樹に敗れたが3Rにはガムシャラな打ち合いを展開した。前戦は10月に「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」の1回戦で中島千博にTKO負けを喫している。戦績は4勝(3KO)6敗。

 成合は「オファーをいただいて感謝しています。昔から知っている選手で映像で昔見ていました。どう見ても昔悪かったんだろうなって男性は僕はタイプなので、アツい試合が出来るなと思っています。よろしくお願いします」と、竹内は“タイプの男性”なのだという。


 竹内は「お久しぶりです。梶原選手の弟子ってことで、(島野)浩太朗との試合も見ているし、アツい試合する男。魂のぶつかり合いを見せたいと思います」と意気込む。コメントにもある通り、竹内は成合の師匠である梶原龍児と2009年7月に対戦しており、竹内が判定勝ちを収めている。

 互いの印象を聞かれると、成合は「パンチが強くて蹴ることも出来るし、打ち合いで野杁選手との同時ダウンもあって。パンチが強いと思うのでバッチバチの試合を見せられるかなって印象です」、竹内は「魂で戦ってくる選手だと思う。魂の打ち合いをやりましょう」と、共に打ち合いが出来る選手だと評する。

 これまで何度もK-1からオファーを受けながらも活動を休止、実に5年7カ月ぶりに復帰することを決めた理由を聞かれた竹内は「話すと1時間くらいかかるから。手短に言うと、試合をやりたくなっちゃいました。それが今回の復帰のアレです」と、試合をやりたくなったからと答える。


 2月27日のK-1で行われた、後輩の島野とかつて戦ったこともある卜部弘嵩の試合に刺激を受けたのか、と問われると「俺の復帰に関係ないかと言えばちょっと関係しているし、そんなに関係していないのかもしれない。ちょっとは関係している。見た感想はめっちゃよかった。マジであの試合は良かった。2人とも昔から知っていて一緒に練習したこともあるし、そういうの抜きにしてもいい試合だった。アツかった」と、少しは関係しているとする。

 セコンドとして最近のリングを見ていて以前とどう変わったかと問われると「そう変わらない、強いヤツが勝って弱いヤツが負けている。勝って強さを証明したいですね」と、やっていることは昔から同じだとした。

 現在のコンディションや実力はどうなのかとの質問には「今の実力は5年離れていたので、試合でどうなるか分からない、今の実力は俺の中ではいい感じ」と自信がありそうな返答。


 一方、成合は昨年3連敗してしまい、「上手く戦おうとして出来るかなと思ったんですが、それが自分に当てはまらなくて。だから今年は倒しに行くスタイルを作っていこうかなと思っています」と原点のスタイルに戻すつもりだ。

 ズバリ「KOですね、誰とやっても倒したいので。それはもちろんで」と竹内をKOすると言い、「隆児さんからも、笑いながらですが俺の仇をとってと言われたので、僕がとります」と師匠の仇討ちも兼ねるとした。

 そして「(竹内は)昔試合していた選手で久しぶりの試合なので、いま現役でやっている自分が負けるわけにはいかんなと思いますけれど、逆に久しぶりでめちゃめちゃ調子がいいかもしれないので気を抜かずにバチバチに仕上げます」と、全力で竹内を迎え撃つと答えた。

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