2022年2月27日(日)東京体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~』にて、スーパーファイトのK-1女子フライ級3分3R延長1RでK-1女子フライ級王者・KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦するRAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)が都内所属ジムにて公開練習を行った。
当初、KANAのタイトルに挑戦するはずだった壽美の負傷欠場を受けて、急遽KANAとスーパーファイトで対戦することになったRAN。現K-1フライ級王者との対戦となるが「(オファーを受けて)即、はい!って答えました。勝ったらめちゃくちゃオイシイんで。KANA選手は一番リスペクトしていた選手なんで(オファーが来たときは)やばかったです」とオファーそのものは即答でOKしたという。
RANは「小さい頃にいじめられていてお父さんが私を強くさせようとして、空手を習いさせたのがきっかけ」で格闘技人生がスタート。高校1年生の時に出稽古でMONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIOを訪れ、それからキックボクシングに転向した。 その頃からアマチュアの試合にも出るようになり、K-1アマチュアやK-1甲子園のワンマッチにも出場。K-1への憧れと共にプロの道に進んだ。
「もともと強くなりたいと思って空手をやっていましたが、キックを始めてからはチャンピオンになりたいと思って、アマチュアの試合に出るようになりました。(K-1への憧れは?)ずっと前からK-1が好きで、K-1のベルトが欲しかったんです。自分のなかでK-1のベルトはめっちゃ輝いているもので、K-1のベルトを巻くことが夢です」
そんなRANにとってKANAは「アマチュア時代に一緒に写真を撮ってもらったりするぐらい、ずっと憧れでめっちゃ上にいる人」だった。それゆえに試合が決まってKANAへのリスペクトを口にする一方「自分でもびっくりなんですけど、こんなチャンスは滅多にない。KANA選手には『時代は変わりました』ってことで、私の方が上に立たせてもらいます」と世代交代を不敵に宣言する。
またRANは試合が決まるたびに「RAN何々~」という必殺技を用意しているが、今回の必殺技は「RANハンマー」。現役時代“マサル”のリングネームで活躍した伊東卓会長からアドバイスを受けて練習している技で「これが当たったら軽くアバラが折れる感じです」というほど驚異の破壊力を秘めているという。
「K-1に出ることになってド緊張です(笑)!でもK-1で戦えることがすごくうれしいし、このチャンスは絶対に掴み取らなきゃいけないと思います」とRAN。「見ている人たちの印象に残る試合をして、RANの名前を覚えてもらいたい」とKANAとのスーパーファイトでブレイクを目論む。