掌底も武器にする倉本
2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナで開催された『RIZIN TRIGGER 2nd』の第12試合で、加藤ケンジ(3POUND/K.O.SHOOTO GYM)に1R4分16秒、グラウンドでのヒザでTKO勝ちした倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)が、試合後会見でインタビューに応じた。
堀口、扇久保、朝倉海まで登っていけるように、そして倒せるように
――試合を終えての感想は?
「勝ててほっとしています」
――対戦を終えての相手の印象は?
「打撃だと分かっていたので印象通りでした。下からの蹴り上げとか守りが上手でした」
――今回TKO勝利。いい試合内容ができた?
「どうなんですかね。自分的にはもっと投げて、最終的にはKOしようと思っていたんですが、自分的には満足いってないですね」
――試合前に言っていた、エグい試合を今年はもっとやっていきたい?
「そうですね。エグい試合が出来るようにもっと頑張ります」
――今後の展望は?
「自分はトーナメントで負けてしまっているので。元々優勝するつもりで今までやってきているので、今回まず勝って、ここからまたひとつひとつ全部KOでしっかり勝ってチャンピオンを目指して。堀口選手、扇久保選手、朝倉海選手…みんな上の方にいるので、そこまでしっかり登って行けるように、そして倒せるように頑張ります」
――ジムを移籍してプラスになったことは?
「僕は修斗GYM東京でMMAをゼロから始めさせてもらってずっと教わって来て。で、リバーサルジム新宿Me,Weに移籍させてもらって。また修斗GYM東京とは違うことをゼロから、同じ打撃でも同じ寝技でも違うことをゼロから教われて幅が物凄く広がった感じですね。もっと高いレベルでプラスアルファですし、もっと広くもなりましたね」
――ガブりからのヒザが強かったと思いますが、立ち上がり際を相手が投げられないようにガードポジションをとってきたことに戸惑いは?
「そこは投げられないように加藤選手がやってきたので。投げたかったんですけれど、しっかりパウンドでそういうのにも対処できるように練習してきているので。ただパウンドも蹴り上げとか加藤選手が下から上手かったので自分の思ったように全ては行かなかったですけれど、最終的には良かったかなという感じです」
――そのパウンドの中にかち上げた掌底みたいなものも入れて、最後はパス際のヒザ。あれも今回の練習の成果?
「あれも山崎(剛=Me,We代表)さんに寝技はゼロから教わり、毎日朝から教わっているのでああいうパスだったり、今までレスリングでやってきたようなことではなくて技術的なことを教わっているのでそれが出来たのかなって思っています」
――家族が増えて初めての試合、ご家族と何かお話は?
「さっきテレビ電話で凄い喜んでくれていました。周りのスポンサーさんも一緒にいるので。息子は寝ていました(笑)」
――前回は奥様から厳しいお言葉をいただいたとのこと。今回は?
「今回はまだ全然喋ってないのでアレですけれど、よかったよ、とは言ってくれていましたね」