2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催された『RIZIN.16』。その第3試合で現HOOST CUP日本フェザー級王者・元RISEフェザー級王者の一刀(モンスタージャパン)を2R18秒でKOしたDEEP☆KICK 60kg級王者・中村寛(BKジム)が試合を振り返った。
中村は極真空手と日本拳法をバックボーンに持ち、1Rに右フックでダウンを奪い、2Rに左ハイキックで一刀を仕留めて8戦全勝8KOに記録を伸ばした。関西を主戦場にしており、関東登場が待たれる選手だ。
自分は“人獣”と言われるくらい相手をド突きまわすことしか考えていません
――試合の感想からお願いします。
「いつも通りできました。本当は、1Rは何もせんとこうと思っていたんですよ。一発も出さないでいいやって思っていたんですが我慢できなくて。セコンドがインターバルの間に流れる曲がカッコいいから聞かせろって言うので(笑)。でも、途中でもう倒していいよと言われたから倒しにいきました。
――一刀選手と戦ってどうでしたか?
「凄く横の動きが多いですね、やってみて分かりました。あまり映像を見ていなかったので。縦の動きが多い人がキックには多いと思いますが、横の動きが多かったです」
――カウンターを狙っている怖さは?
「怖さは全くなかったです」
――その両手はどうしたんですか?
「7月にRISEで試合があるので念のため冷やしているだけです」
――今後についてはどのように考えていますか?
「あまり計画はないけれど、7月にRISEでもKOして今年間に合えば年末のRIZINにも呼ばれて活躍したいですね。条件が合えば」
――東京でも試合を重ねて名前を売ろうという気持ちは?
「この戦い方をしていたら、自然と名は売れると思っています」
――連続KO記録(8戦8勝8KO)は意識していますか?
「まだ意識するほどではないですね。倒せる自信はあるのでやればKOできると思います」
――大会場での試合はどうでしたか?
「会場の大きさは分からないです。自分は“人獣”と言われるくらいで、リングに上がったら相手をド突きまわすことしか考えていません」