フェイスオフから皇治はピーマンをさした中指を突き立てた(C)ゴング格闘技
2021年12月21日(火)、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が行われた。
シバター戦が消滅した皇治(TEAM ONE)の対戦相手は、RISEライト級9位のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に決定。RIZINキックルール62kg契約・3分3Rで対戦する。
皇治は、無類のタフネスと歯に衣着せぬ言動で2019年まで新生K-1の中心選手として活躍。4歳から空手、日本拳法を中学時まで取組み、空手では魚本流で全国1位、日本拳法では全国2位になっている。2018年12月にはK-1で武尊と壮絶な殴り合いを繰り広げた。2020年7月、RIZIN参戦を表明して9月に那須川天心と対戦したが判定負け。同年大晦日には五味隆典とパンチのみのスタンディングバウト特別ルールで対戦したが、判定負け。勝負をかけた今年6月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では1回戦の梅野源治戦では偶発性のバッティングによるノーコンテスト、特別措置による決勝戦で白鳥大珠に判定負けとRIZIN移籍後は勝利をあげられていなかったが、11月の沖縄大会で祖根寿麻を判定3-0に破り初白星を得た。
RISEの“キングオブストリート”ことYA-MANは14歳から高校生までの6年間、ストリートファイトに明け暮れ「1回だけ負けたことがありますが、あとは全部勝っています。もちろん全部素手です」とステゴロ経験が豊富。RISEでオープンフィンガーグローブ着用試合がスタートすると自ら名乗りをあげ、山口侑馬、北井智大にKO勝ち。11月のRISE大阪大会では中村寛とフルラウンド、バチバチの殴り合いとなる大激闘を演じて話題となった。
皇治も中村戦後に「ピーマンくんもイケたな」とYA-MANについて投稿し、11月のRIZIN沖縄大会で祖根寿麻に勝利すると「おい、嘘つきシバター、俺とやろうや、大雅でも、誰でしたっけね、ピーマンでも、誰が相手でも一生懸命にやります」と、シバター、大雅と共に大晦日の対戦相手候補に名前をあげていた。YA-MANもこれに反応し、「先輩にそろそろどいて貰わないと。色々な意味でね」と世代交代を懸ける皇治との対戦に意欲を示す投稿をしていた。
会見で、YA-MANは「最近のあんたの試合、つまんねえんだよ。昔の武尊戦とかあんたの試合は胸に響いたけど、いまは胸に何も響かない。だから大晦日俺がバチバチに打ち合うから、逃げねえで打ち合って来いよ、積み上げてきたもの全て奪ってやる」と挑発。皇治は「ピーマン君がかわいい。ごっつい震えながら話して。たけポン(武尊)の名前出したら怒られるで。俺からのクリスマスプレゼント、RIZINに出れて感謝してください。俺を倒すことは難しい。担架で1回運ばれてみたいくらい」と返した。