RUI、愛鷹とK-1クルーザー級トップファイターを喰ってきたKOJIの挑戦を受ける王者サッタリ
2021年12月18日(土)東京・後楽園ホール『Krush.132』の対戦カード発表記者会見が、10月18日(月)都内にて行われた。
Krushクルーザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者マハムード・サッタリ(OTAジム=Oの上に ̄)がANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM/ALIVE)を挑戦者に迎えての初防衛戦を行う。
サッタリはWAKOアマチュアムエタイ世界ミドル級王者、ムエタイ・プレジデントカップ2012優勝、ムエタイ・アジアンビーチゲーム2014優勝、ムエタイ・アジアインドア&マーシャルアーツ2017優勝などの実績を持ち、プロ戦績は15勝(8KO)1敗。2020年10月のKrushに初参戦を果たすと谷川聖哉を右フックでKO、今年3月のK-1では加藤久輝をもヒザ蹴りでKOした。7月の第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントでもRUIと谷川を初回KOに沈め、圧倒的な強さで王座に就いている。
今回から所属ジムが変更、またリングネームも本名に変更となった。
KOJIはMMAファイターとして2017年のDEEPフューチャーキングトーナメントでミドル級優勝。2020年2月の『ONE Warrior Series』にも出場している。MMAでの戦績は6勝9敗。2020年12月のK-1福岡大会に初参戦すると、K-JeeとKrush王座を争ったRUIを2RでKO。3月には愛鷹亮にも判定勝ちし、その実績が評価されて今回挑戦者に選ばれた。現在アメリカでこの試合へ向けて特訓中とのことで、会見にはサッタリのみ出席。
「準備万端です」というサッタリは「初防衛ということですが心境はいつもと一緒です。戦うだけです。毎回の試合と同じようにトレーニングを積んで自分のベストを見せられるように頑張っています。ベストを出して戦うだけです」と、これまでの試合と心境は変わらないとした。
ジムを移籍したことでスタイルや技術的な変化はあるのか。サッタリは「ジムを変えたのはスパーリングパートナーがいることやトレーニングスタイルを変えてより強くなりたいと思ったからです。満足な環境で練習が出来ています」と、練習環境の変化を求めたからだとする。
KOJIについて聞かれると「誰と戦うことになっても一緒です。自分の最高のパフォーマンスを出すだけ。昨日の自分よりも今日の自分の方が強くなっているようにトレーニングを積むだけです。見応えのある試合を見せられたらと思います。実はKOJI選手の試合は見ていません。自分がやるべきことに集中しているのでいつも見ないようにしています。コーチが見て分析してくれるので、どのように戦うのか助言はいただきます」と、いつも相手の試合は見ないという。
アメリカでトレーニングを積んでいることについては「どんな相手と戦おうと、どこでトレーニングをしていようと気にしない。何も問題はない。自分のベストを尽くすことだけに集中します。ベストを尽くして戦うだけです」と、あくまでも自分次第だとする。
KOJIが大好きでパワーの源としているバナナは好きかと聞かれると「大好物です」とし、「私はバナナだけではなく、全てのフルーツを食べるので自分の方が強いと思います」と笑った。
どういう試合にしたいかとの問いには「一言で言えば自分のいいパフォーマンスを見せられたらと思います。相手の出方にもよるし、どのように勝つつことが出来るのか、どうすればいい結果を出せるのか。相手の試合運びで対応していきたい。見応えのある試合が出来るように頑張ります」と、相手の出方次第で戦い方を決めるとする。
王者としての目標を改めて聞かれると「私が日本に来たのはK-1のベルトを獲得するためです。それが最終ゴールではありますが、今はこのベルトを守ることに集中したい。その目標が達成できたら次の目標も見えてくると思います。今は目前のベルトを守ることに集中しています」と、まずは防衛に成功することだと答えた。
ANIMAL☆KOJIからのコメント
「自分言うのもなんですがこのタイトルマッチは面白いカードだと思います。サッタリとANIMAL、最強の矛と盾がKrushタイトルマッチで戦います。この試合は矛盾の戦いになるでしょう。I Will Never Die。俺が最強であることを世に証明します。勝利はもちろんKOだ」