世界ライト級 川名TENCHO雄生vs.西川大和、環太平洋バンタム級 安藤達也vs.石井逸人のダブルチャンピオンシップで盛り上がる9.20プロ修斗・後楽園ホール大会に“レスリングモンスター”江藤公洋の修斗初参戦が決定した。
▼75kg契約 5分3R江藤公洋(日本/和術慧舟會HEARTS)グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国/TriH.studio)
江藤は高校時代にレスリンググレコローマンスタイルで全国を制覇。卒業後は専修大学に進学し、全国トップレベルで活躍。その後、和術慧舟會HEARTSに所属し、2013年にプロMMAデビュー。DEEPを主戦場にデビュー6連勝を飾るなど注目された。
2017年からONE WARRIOR SERIESに参戦、初戦は黒星を喫したがその後3連勝し、ONE Championship本戦に出場。パク・デソンにKO負け、アミール・カーンにリアネイキドチョークで一本勝ちで1勝1敗に。2020年9月に行われたRoad to ONE: 3rdでは青木真也と対戦し、極めさせずも判定負け。今回の再起戦を修斗で戦う。MMA17勝6敗2分。
その江藤の対戦相手は、“アフリカンビースト”グンター・カルンダ。Tri.H studio所属のカルンダはコンゴ出身。空手、そしてナショナルチームに属した柔道をベースに、南アフリカ最大のMMAプロモーションEFC(EXTREME FIGHTING CHAMPIONSHIP)で5連勝を飾り、ONE WARRIOR SERIESで1勝1敗。日本に主戦場を移す為に来日している。
その初戦で江藤と同じくRoad to ONE 3rdに出場するも手塚裕之に1R KO負け。2021年1月の修斗では山田宗太郎のヒールフックに1R 一本負けと2連敗中ではあるが、劣勢を一発で巻き返せるパワーをいかに活かすか。MMA6勝3敗。
両者ともに、デビューから連勝を飾り、ONE WARRIOR SERIESの初戦では敗戦を喫し、Road to ONE 3rdでも敗れており、何故か似たような戦績を経ている。
日常の食生活は“ほぼ自炊”で賄い、料理の研究に余念がないという一面も持つ江藤。果たしてグンダーを上手く料理することが出来るか、それともカルンダが柔道MMAの実力を発揮するか。
▼フライ級 5分2R内田タケル(パラエストラ松戸)大竹 陽(HAGANE GYM)
そしてもう一試合、フライ級の新世代対決が決定。
パラエストラ松戸の期待の新鋭・内田タケルが出場。2018年の全日本アマチュア修斗ストロー級決勝を田上越累(こゆる)と争った内田は、2018年12月にプロ修斗デビュー。フライ級で小川竜輔に腕十字で一本勝ちすると、2019年3月の2戦目はストロー級で牧ヶ谷篤にチョークで敗れた。しかし、同年7月にストライカーの新井丈をリアネイキドチョークで極めると、2021年4月の沖縄大会では、59.0kg契約で当真佳直に肩固めで一本勝ち。階級をアップしても“極めれる”ことを証明し、プロ戦績を3勝1敗としている。
対する大竹陽もアマチュア修斗全日本選手権出場者。フライ級で平良達郎、安芸柊斗らが活躍するなか、内田と同じく2018年にプロ修斗デビュー。3連敗から2019年6月に初白星を得るも、修斗、TTF、ZSTにも参戦し黒星が続いたが、2021年6月の新宿大会で見事、1R KO。2年振りの勝利を飾り、後楽園ホール大会出場を決めた。
“スーパーノヴァ”平良達郎が新世界王者となり、バンタム級に続く注目の階級となったフライ級。勝った方が下半期のフライ級戦線を掻き回すことになるだろう。
プロフェッショナル修斗公式戦
PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6 Supported by ONE Championship2021年9月20日(月・祝)後楽園ホール
【既報カード】
▼世界ライト級チャンピオンシップ 5分5R川名TENCHO雄生(王者・初防衛戦/Y&K MMA ACADEMY)西川大和(挑戦者・同級1位/西川道場)
▼環太平洋バンタム級5チャンピオンシップ 5分3R安藤達也(王者・初防衛戦/フリー)石井逸人(挑戦者・同級6位/TRIBE TOKYO MMA)
▼バンタム級 5分3R後藤丈治(同級世界8位/TRIBE TOKYO MMA)石橋佳大(ZEEKジム)※元環太平洋王者
▼ミドル級 5分2R岩﨑大河(大道塾)※修斗初参戦今市凌太(style plus gym)※デビュー戦