(C)ゴング格闘技
2021年10月2日(土)にRIZINの新シリーズ『RIZIN LANDMARK vol.1』が、無観客の会場で開催されることが8月21日(土)、会見にて発表された。同大会はU-NEXTにてPPV(定額とは別に視聴料金が必要)でライブ配信される。また、U-NEXTの定額制の会員はRIZIN過去大会を全試合、見放題で視聴できる。
メインイベントは、朝倉未来(トライフォース赤坂)vs.萩原京平(SMOKER GYM)に決定。また、その他カードとして、今成正和(今成柔術)vs.春日井“寒天”たけし(志村道場)、渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)vs.伊藤空也(BRAVE)の2カードも発表され、全5~6試合、3時間から3時間半の尺の予定で配信される。
会見後、榊原信行CEOは、新シリーズ『RIZIN LANDMARK』について、「10月2日がひとつのショーケースになります。緊急事態宣言で延期するとか(観客)キャパがどうの(ということで影響)がないように、できれば将来的には毎月1回くらい開催したい。極論を言えば毎月第2週や第3週の日曜日と決めれば、ファンのみんなにも予定を組んでもらえると思います。
年内は10月2日をしっかり効果測定して、2022年から、当面は2カ月に1回くらいのペースで年明けから開催したい。この形であれば会場が取れないことなどにこだわらない。ニューノーマルと言うか、新しいスタンダードな形をRIZINとして作っていくチャレンジが出来たらいいなと思っています。PPVは基本的には5,000円。その辺も予価なので最終この後で調整して決まったら発表したい」と、2022年の展望として「2カ月に1回開催」したいことを語った。
新シリーズは、言うまでもなく新型コロナウイルス対策だ。
榊原CEOは、「コロナは当分収束しないんじゃないですかね。僕らが本当に求めているのは、さいたまスーパーアリーナでストレスなくノーマスクでフルで観客を入れること。その日がいつ来るのかなと思っていた。Bellatorのスコット(コーカー代表)とも話していて、アメリカは7月の末のLAの大会から『ノーマスクでフルの観客を入れてやれるんだよ』と言いながら、また環境が変ってきているので、どうやらコロナと共存していく世の中は避けては通れないと思っています。(コロナ収束後も続ける?)シリーズとしてどう皆さんに愛されて必要とされるかというところでしょう。ある程度は継続してチャレンジします」と、ワクチン接種が進み、通常大会に戻しつつある海外でも、新規感染が再び増加していることに懸念を示し、長期的な戦いを見据えての戦略であることを語った。
その第1弾が、本来、会場ゲート収入や地上波で高視聴率が期待できる朝倉未来vs.萩原京平の投入だ。