今回はMIOとのエキシビションだが、10月にKrushデビュー戦が決定した松谷
2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.128』の前日計量&記者会見が、20日(金)都内にて13:00より行われた。
当初、メインイベントでKrush女子アトム級王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)にタイトルマッチで挑戦することが決まっていたMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)だが、菅原が感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要のある選手(本人または同居人が陽性者、濃厚接触者、濃厚接触者の疑いがある者、発熱等の体調不良である者等)に該当することが判明したため、本大会への出場を見合わせることとなり、タイトルマッチは消滅。
代わってエキシビションマッチ2分2RとしてMIOは松谷綺(まつたに・きら/ALONZA ABLAZE)とエキシビションマッチを行うことが決定した。
今回がK-1 JAPAN GROUP初出場となる松谷は『Krush.129』(9月24日・後楽園ホール)に出場する松谷桐(まつたに・きり)の妹で、兄・桐と共に7月から卜部功也が代表を務めるALONZAに所属して練習を続けている。戦績は3勝2分と無敗の18歳で、キャリアは浅いながらもそのテクニックには定評がある。前戦は『RISE』で坂田美優に判定3-0(30-27×3)の完勝を収めた。
急遽決まったエキシビションでの初出場ということで会見が行われ、制服姿で会見に出席した松谷は「今回エキシビションが決まって、トップファイターと出来るこんな機会はなかなかないと思うので、凄く嬉しい気持ちと緊張があります。明日はMIO選手と面白い試合をして会場を盛り上げられるように頑張りたいと思います」と挨拶。
どんな部分をアピールしたいかと聞かれると「自分は蹴りが得意なので、身体はアトム級の中では小さいと思いますが技術や蹴り技をしっかり出して、アトム級の中でも一番強いんじゃないかと思ってもらえるようにしたいと思います」と蹴り技を見せたいとする。
「エキシビションとはいえ、軽くぺチペチやるのはつまらないと思うので、出来る限りのことを出していけたらと思います」と、単なる顔見せには終わらせたくないとする松谷は「練習でハイキックとかいろいろやっているので、それが出せたら」と、MIOにハイキックを見舞うかもと大胆予告。
「初参戦でMIO選手とできるのは誰でも経験できることじゃないので、その経験を活かしてどんどん上に行きたい」と今後の試合に意欲を燃やし、「高校生の内にベルトを獲りたいと思っています」との目標を掲げた。
Krush参戦にあたって意識している選手はいるかとの問いには、「特にまだいないですが、アトム級は全員強いと思っているのでMOE選手、優選手が自分の中で強いと思っているので、その選手たちとやって勝って一番上に行きたいと思っています」と、2名の選手の名を挙げた。
最後に中村拓己K-1プロデューサーより「10月31日のKrushにて本格デビュー試合を組もうと思っております」との発表があり、松谷は「しっかり自分の動きをして盛り上げられるように頑張りたい。10月も最初から負けるわけにはいかないので、しっかり練習して仕上げて全力で挑みたいと思います」との意気込みを語った。