2021年6月25日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.126』の一夜明け会見が、26日(土)都内にて行われた。
メインイベント(第8試合)のKrushフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、挑戦者・岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を1Rわずか16秒、左フックで粉砕して2度目の防衛に成功した王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)が前夜の試合を振り返った。
会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーによると、Krushのタイトルマッチでは16秒でのKOは最短記録とのこと。チャンピオンとして若い挑戦者を一蹴した上、Krushの最短KO記録も打ち立てた新美は、「試合はやるかやられるかなんで、倒される覚悟を持って、倒されてもいいから自分が最初から倒しに行くって心に決めて、しっかり行けたのかなと思っています」と思惑通りのKO勝ちだったことを告白した。
初防衛戦は斗麗、そして今回の2度目の防衛戦は岡嶋と、過去に敗れてきた選手にリベンジしての連続防衛。「負けた相手にリベンジする機会がすぐ来るだろうなと思っていたんで、それに向けて準備を進めてきたんで、素直に嬉しいというか」と喜びもひとしおといったところだ。家族もこの鮮烈なKO劇には、「凄いって言われましたね(笑)」と驚かれたようで、「久しぶりにあんなに喜んでたんで、僕も良かったなって嬉しさを噛み締めました」と喜びを分かち合うことができたようだ。
昨日の試合後にはK-1出場も口にしていたが、この日も改めて「このベルトには凄い僕を強くしてもらえたんでしっかり守って、K-1と中国でベルトを獲りたいなと思っています」と、今後の目標をコメント。Krush王者で満足することなく、さらに高い目標に向けて突き進むことを誓っていた。
●全コメント
「昨日は応援ありがとうございました。いい形で勝つことができて、まずはちょっとホッとしています。(改めて試合の感想は?)試合前から結構プレッシャーもあったんですけど、試合はやるかやられるかなんで、倒される覚悟を持って、倒されてもいいから自分が最初から倒しに行くって心に決めて、しっかり行けたのかなと思っています。(今回の試合のために取り組んできたことは?)前回の試合で痛めたところとか治ってからすぐ、自分なりに毎日ヘロヘロになりながら練習して、それをずっと続けていたっていう感じですね。(秒殺は想定していた?)あんまり想定はしてなかったんですけど、最初から倒してやるっていう気持ちで行きました。
(チャンピオンになって過去に敗れている二人にリベンジしたことについては?)チャンピオンなんで、負けた相手にリベンジする機会がすぐ来るだろうなと思っていたんで、それに向けて準備を進めてきたんで、素直に嬉しいというか。(今後の目標は?)もちろんこのベルトをしっかり守りながら、K-1のベルトもですし、中国のベルトも狙っています。このベルトには凄い僕を強くしてもらえたんでしっかり守って、K-1と中国でベルトを獲りたいなと思っています。
(家族の反応は?)凄いって言われましたね(笑)。久しぶりにあんなに喜んでたんで、僕も良かったなって嬉しさを噛み締めました。(格闘技をやることに関しては前向き? それとも無事でいてほしいという感じ?)無事でいてほしいという感じですね。怪我しないで家に帰ってきてって感じで。(ファンの皆さんへのメッセージは?)いつも応援ありがとうございます。次はどんな相手が来てもいいように、また毎日練習頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします」