2021年7月22日(木・祝)東京・新宿FACE『LETHWEI×UNBEATABLE』の対戦カード第一弾が発表された。
今大会はミャンマーの伝統武道ラウェイと新型格闘技アンビータブルの合同開催イベントとなるが、まずはラウェイルールでの試合が決定。
出場が発表されていたラウェイ戦績1勝1敗6分の東修平(AACC)は、高木亮(TEAM PRECEDING)との対戦が決まった。64kg契約3分5R、判定無し。
東は2007年11月にプロデビューし、DEEP、GRACHANといった総合格闘技団体でMMAファイターとして活躍。さらに、2017年からはグローブを着けないパンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りだけでなく、頭突きや投げ技、立ったままの関節技、故意でなければ金的攻撃も許される過酷なルールで行われている“地上で最も過激な格闘技”ラウェイの試合にも定期的に挑戦。バチバチの殴り合いで会場を沸かせている。MMA戦績は14勝5敗3分。
高木は2010年2月に『CAGE FORCE』でプロデビューし、キックボクシング3戦、シュートボクシング1戦、MMA13戦、オープンフィンガームエタイ1戦とMMAを中心に様々なルールに挑戦。その意味では東と似ているが、ラウェイは今回が初となる。
東は「対戦を引き受けていただきありがとうございます。日本人選手と初めてのラウェイ戦、とても楽しみにしています。いつも以上に気持ちを込めて“全弾フルスイング”で打ち込んでいきます。リング上でラウェイの魅力をお届けします。十分に気合いを入れて土俵に上がって来てください! 場内大熱狂! これぞ男の真っ向勝負! 高木と東の“究極死闘”をみなさまにお届けします」とコメント。高木は「新宿FACEでの試合は現在2連続KO勝ちです。初のラウェイ戦でも1ラウンドKO勝ちを決めて特別昇班(競輪用語)します」とゲンのいい会場で東撃破を誓う。
同じく出場が決まっていた渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)は、ジョナタン・バイエス(アメリカ/パラエストラ沖縄)との対戦が決まった。75kg契約3分5R、判定無し。
渡慶次は2012年5月にプロデビューし、パンクラスを主戦場とするMMAファイターだったが、2017年からミャンマーの超過激格闘技ラウェイに参戦。現在まで6勝4敗6分と本場ミャンマーの選手を相手に勝ち越しており、その勝利の中には2018年6月にミャンマーの英雄ソー・ゴー・ムドーをKOした試合や、同年12月にミャンマーで開催された国際大会の『KBZ グランドファイナル』でKO勝ちして日本人2人目の同大会王者に輝いた試合も含まれる。『LETHWEI IN JAPAN』の活動休止後はキックボクシングの試合に出場していた。MMA戦績5勝6敗、キックボクシング戦績1勝3敗。
対するバイエスは米国カリフォルニア州出身。2017年7月に沖縄の格闘技大会『TENKAICHI』でプロデビューし、MMA戦績は2勝3敗。2018年から2019年は修斗に参戦。得意技はアームバーだという。
2019年11月以来のラウェイ戦となる渡慶次は「ついに闘えます。ラウェイで初めてミャンマー人以外と闘うのでデビュー戦の気持ちで、全力を尽くします。僕が闘うことで一人でも多くの子供たちが笑顔になるように命懸けで頑張ります。みなさんの応援があれば、渡慶次はいっそう頑張れます」とコメント。バイエスは「過激な闘いは金になるものさ」とコメントしている。
同大会では4~5試合を予定しており、追加決定カードは随時発表される。
なお、主催者より「本イベント『LETHWEI×UNBEATABLE』に関するリリースで、過去のラウェイ日本大会の“リニューアル”という表現を用いましたが、『LETHWEI×UNBEATABLE』は、2020年まで行われてきた『ラウェイ日本シリーズ』とは別の新たなシリーズ・イベントとなります。弊社ファースト・オン・ステージは、2016年10月よりILFJ主催『ラウェイ日本シリーズ』を運営してまいりました。昨年来のコロナ禍において同シリーズは昨年6月、10月の2大会中止を余儀なくされましたが、状況が回復し次第再開する予定でおります。誤解を招いたことをお詫び申し上げます」との説明がされた。