2021年6月19日(土)東京・ニューピアホールにて『skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 2021~1st ROUND~』(昼)、『DEEP TOKYO IMPACT 2021~2nd ROUND~』(17時30分~)が開催される(SPWNにてライブ配信)。 夜の部の2nd ROUNDでは、フェザー級5分3Rで神田コウヤ(パラエストラ柏)vs.平田直樹(K-Clann)が第11試合のメインイベントとして組まれた。
平田は、ONEで活躍する平田樹の兄。2020年2月のDEEPフューチャーキングトーナメントを制し、11月の「DEEP98」で修斗新人王の星野豊に2R 腕十字で一本勝ち。2020年12月には「朝倉未来1年チャレンジ」で連勝中だった畠山祐輔(トライフォース赤坂)にも判定3-0で完勝している。2021年3月にはフェザー級トップクラスの横山京亮にもTKO勝ちして5戦全勝をマークしている。
66.25kgで前日計量をパスした平田は、「通常体重がいつもよりあったくらいでしたが、サプリを飲むようになり、マッスルテックで肉体改造が出来て、減量もいままで一番楽で、仕上がりも良くて順調でした」と、充実の身体を披露した。
神田戦に向け、所属のK-Clannをベースに、KRAZY BEE、グラップリングでトライフォースにも出稽古で足を運んだ。
「K-Clannで習ったことをKRAZY BEEのプロ練習で実戦的に試して、ダメだったところがあれば、ジムに持ち帰って確認。トライフォースでは、普段肌を合わせないような柔術家たちとの練習で細かい技術を教えてもらい、MMAに活かせるように考えてやっている」という。
KRAZY BEEでは妹の平田樹と互いの動きを確認しあい、練習では元谷友貴、大木良太(7月4日「DEEP 102」で大原樹里とライト級暫定王者決定戦)らとスパーリングしてきた。神田と同門の岡田遼(パラエストラ千葉)を判定で下した元谷について、平田は、「やっぱり上手いですし、技も多彩なので、すごくいい刺激になります」と語る。
トライフォースではノーギで芝本幸司、澤田伸大らとグラップリングを練習。打撃無しでも、ポジションで“ここはパウンドがあるな”とイメージして、出来るだけ引き込まないことなども意識してして、MMAの動きに落とし込むようにしてきた。
前戦では実力者・横山に3R TKO勝ち。「相手に効かせた動きやパウンドもすごく意識して練習してきたことなので、練習でやってきたことが出たのが良かった。それに、自分の中で“3Rの勝負だ”と思ってきて、横田(一則)さんにも3R前に気合を入れてもらって“よし、やるぞ”と気合が入って自分も行けました」と、フルラウンドのなかで勝負をかけられたことも、成果だという。
対戦相手の神田は、自身よりキャリアで勝り、レスリングをベースにリーチのある打撃も武器としている。
「打撃の部分は相手の方が上手いと思います。自分はまだまだですが、少しずつ良くなってきてもいるので、そこもプレッシャーをかけて出したいですし、もちろん自分の得意な組み、寝技でどんどん組んで自分のいいところを出したいです。下になっても、組んでもらえる分には全然かまわない。自分はラウンドを重ねれば重ねるほど力を出せると思うので、3R通して体力が持つので、フルラウンドになっても問題ない」と、自信ものぞかせる。
目標は兄妹での世界の頂だ。
「樹にONEのチャンピオンになってもらって、自分もDEEPのチャンピオンになって、次のステージで海外へ行ってチャンピオンになる。兄妹で世界チャンピオンになるのが目標ですし、そこを目指しています」
DEEPフェザー級戦線、そして未来のチャンピオンを占うメインイベントに注目だ。