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2021年6月19日(土)東京・ニューピアホールにて『skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 2021~1st ROUND~』(昼)、『DEEP TOKYO IMPACT 2021~2nd ROUND~』(17時30分~)が開催される。
夜の部の2nd ROUNDでは、フェザー級5分3Rで神田コウヤ(パラエストラ柏)vs.平田直樹(K-Clann)が第11試合のメインイベントとして組まれた。
神田は、レスリングで明治杯ベスト8、東日本学生選手権優勝、全日本学生選手権準優勝、天皇杯ベスト8という結果を残してMMAに転向。2020年8月にRIZINで、ZSTフェザー級王者の関鉄矢にTKO負けしたが、2020年11月のDEEPでの再起戦では鬼山斑猫に2R TKO勝ち。今年2月のDEEPではDJ.taikiを判定3-0に破る大物食いを達成した。
66.05kgで前日計量をパスした神田は、「いつも通りキツかったですけど、最後は3kgくらい。ちゃんと練れたし、食べれたのでいつもよりは元気です」と笑顔を見せた。
RIZINではZST王者の関と激闘の末、2Rで敗れたが、「チャンピオン(牛久絢太郎)でさえ出ていないのに、まだ7戦目の自分があのとき出られたのは大きな経験でした」と、糧になっているという。
その後、DEEPで2連勝。前戦で強豪のDJ.taikiに競り勝ったことで、「5分3Rのフルで戦って勝てたことがすごい自信になりました」という。
13日には同じパラエストラ千葉ネットワークから、RIZINに扇久保博正、岡田遼が参戦。先輩の勝利と敗北を噛み締めた。
「先輩たちの試合が励みになりますし、練習していただいた扇久保さんが勝って、自分も続こうと思いましたし、岡田さんが負けたことが悔しくて、より練習に力が入りました」
【写真】ライブ配信のSPWNでのインタビューを受ける神田
今回のテーマは「必ず勝つ」ということ。対戦相手の平田直樹は5戦負け無しのプロスペクトだ。
7勝3敗の神田は「負けてからどんどん強くなる。まだ負けてないうちはどうなの? って。自分は負けてからドンドン強くなってきた。そこの違いは見せたいです」と、キャリアに差があるとする。
柔道ベースで、試合ごとにMMAファイターとしての進化を見せる平田について、「まだまだだな、と思います。MMAとして成り立っていないなって」とトータルファイターとして、自身の方が上と自信を見せた。
長い両手を広げるポーズが計量でのおなじみの姿だ。
「身長(180cm)もリーチ(190cm)も一番長いと思うし、レスリングがバックボーンでヒジ・ヒザも使えて投げれてという選手はほかにはいないと思います。自分がKOすることもあると思います」と打撃で分があるとする。
「お互いにとってとてもいいタイミングで組んでもらえたので、あとはやるだけです」と気合を見せる神田は、「この試合に勝って、次はタイトル(マッチ)をやらせていただきたいです。まだDEEPのチャンピオンベルトがパラエストラ千葉ネットワークに無いので、自分が持ってきて、大晦日のRIZINで勝ちたい──そう考えています」と、目標がさらにその先にあることを語った。